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起きたらむっちりモチモチのわがままボディになってた。

「……ですか?」


誰かの声がする。ここはどこだ…?俺は確か…


「…もしもし、大丈夫ですか?」


柔らかく甘い女の声だ。そうだ!!俺は変なサイトにアクセスして目の前が真っ白になって…。


「う、あ……」


大丈夫だ!体は何ともない。しかしなんだか胸が重いな…。それに…ここは?雲一つない晴天に美しい平原…まるでゲームの平原ステージみたいだ。


「良かった。生きてらっしゃって!お水をどうぞ」


ゴクゴクゴク…。ふー体内に水分を入れたらだいぶ楽になった。何とか喋れそうだ。


俺はうつ伏せに倒れていた体をゆっくり起きあげて女性の顔を見た。


メイドのような格好……美しい人魚のような黒髪……ぱっちりと開かれた目……上品で色気のある唇……か弱く細くスベスベしている腕…ピチピチした白い肌…むっちりと弾力のありそうな白い太もも…胸は……


「あの、お怪我はありませんか?」


「あ、大丈夫です!ありがとうございます!」


ん?何だ、今の声透き通った歌手になれそうな美しい声俺はもっと滑舌の悪いブサイクな声だぞ…?


「あの…ルータ村に住んでいる方ですか?見かけない顔なので…それに……その胸は?」


胸?そいえばさっきから胸が重いな。なんなんだこの肩が凝りそうな重みは。


「ムギュ…ムギュムギュ」「ムニュムニュ…モチモチ」


こ……これは……!!!肩まで続く長く美しい黒髪……全てを包み込むような深い谷間……甘いミルクのような香り……手に溢れるばかりの豊満な丸い果実……触るとソフトボールの様に柔らかく弾力のある肌……ポッチャリ体質のお腹……推定Gカップ……俺は、巨乳美女になってしまったのかぁぁぁ!!!!!


よく見ると女性用の下着をつけていた。真っ黒なブラジャーから溢れるばかりの胸が露出していた。ピンク色の綺麗な乳首も見えそうだ。しましまの紐パンティーからはどっしりと大きいお尻の割れ目が見える。桃尻からはほのかに良い匂いが漂っている。先ほど飲んだ水が垂れて豊満な胸にかかっている。水滴の跡が色っぽくてたまらない。少し暑くらしく白く艶かしい体からモワモワと汗がでている。


「あの…どうかされたのですか?」



いかんいかん。俺としたことがつい興奮してしまった。とにかく俺は勇者として世界を救う為に異世界に飛ばされてしまったらしい…?いや、これは夢か?しかしこの感触は間違いなく夢にまで見た…でかぱい


「すみません…その…記憶がなくて」


しかし本当に色っぽい声だな俺……いや私は、とにかく真実を話しても信用してくれないだろう。記憶の無い巨乳美女って設定にしておくか。


「そうなんですか…良かったら私の家に案内しますね!ここからすぐにルータ村という所があり、そこで私は暮らしています。」


「分かりました。ありがとうございます!とりあえずそこに連れていってください。ちなみにお名前は?」


「申し遅れました!アンジェって言います!」


アンジェさんか~やはりここは日本では無いらしい。


「俺…いや、私は……フローラって言います!」


ついドラ◯エの美少女キャラの名前を言ってしまったぁ!

これからは一生フローラという名前で生きていくのか…しかしフローラか…悪くないネーミングセンスだ!


「ではフローラさん村まで案内しますね。」


アンジェはにっこり笑ってくるりと背を向けた。美しい黒髪がゆらゆらとなびいている。それに、花のような甘い香り。現実にいたら間違いなくアイドルになれるだろう。


五分ほど草原を歩いていると村が見えてきた。何というか…全長100メートルほどの寂れた小さな村だ。茅葺きで出来た原始的な家がいくつかある。


「ここです。」アンジェは私の方を向き微笑んだ。


集落には男女合わせて30名ほどが暮らしていた。私は、自慢げに巨乳をブルンブルンと震わせながら歩いている。その度に胸が上下左右ににブルンブルンと揺れた。

集落の女性はメイドやナースや小悪魔系の様な服装など実に個性的な服装をしていた。しかし、誰も胸を露出していない…!いや、それどころか下着姿の私…特に胸を恐ろしげに凝視している。


「その……胸の膨らみ…悪い病気なのですか?」


一人の女性にそう言われた。そいえばこの村は変だ、誰も胸が大きい人がいない…それに病気って?


「やだなぁ~女性は大人になると胸が膨らむじゃないですかぁ~!」


冗談混じりに行ってみたが明らかに異物を見るような目をしている。


「……え?」


俺は目を疑った。そう!女性=胸が膨らむという概念がこの村には無かったのだ。











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