21話 新聞部親睦会
『そんじゃ、正式に新聞部発足ってことで!、かんぱーい』
『か、乾杯』
『乾杯ですわ!』
『乾杯〜♡』
本日金曜日は部活動編成があり、校内は様々な部活のパフォーマンスで活気に満ちていた。進学校とて、ひまりヶ丘高校は文武両道を推しているため、部活動はほぼ強制参加である。しかし勉強を重視したいもの、入りたくないと思うものは、取り敢えず適当な部活に入ってそのまま辞めるというのがいつものパターンらしい。一ヶ月もすると部活参加率は学年の8割、すなわち200人以下にまで落ち着くんだとか。
因みに芳樹以下、絵梨を含むハーレム6人 (数人は兼部している)と1組のイケメン数人、苺は生徒会に加入。うちのクラスで言うと、真知と汽笛は料理部、川西達矢はバスケ部、越路 敦と山古志 林檎はサッカー部 (林檎はマネージャー)、小国翠花はバドミントン部に加入した。
そうそう、ここで挙げなかったクラスメイト2人の部活を紹介しよう。まず阿賀吾郎はアニメ声優研究会所属。もうお察しである。そして妙高桜であるが、こやつはなかなかすごい。生物 化学 天文 パソコン ロボット部、漫画 アニメ声優 占い 手品の同好会を兼部し、そこに所属する男子たちのアイドルへと昇格した。文化部をまとめ上げるオタサーの姫………本人の本命は天文部らしいが。これだけでも総勢31名の男子たちの上に立っている。因みに元いたオタサーの姫は一週間後揃って退部した。
『じゃあ活動内容を説明しちゃうわねっ!前にも言ったけど、学校で起こったことや街で起こったことを調査して新聞として発行する。それが新聞部の活動内容よ。いろんな人にこの部室に来て話をしてもらったり、相談を受けたりっていうのもあるわね。人のプライバシーを侵害するような記事はゼーッたいにダメよ?』
『わかってますって。で、活動っていつからなんです?』
『林間学校があるから本格的な活動は再来週からにするわ。みんな林間学校楽しんでらっしゃい!それじゃぁ、何かしましょうか♡』
『なにかって言われてもね……』
『部活の正式な活動は再来週からということですし、まず親睦会などをしてはいかがかしら?』
『ナイスアイデア!親睦会ってなにしようか』
『帰宅レース……』
『悩みますわね』
『いや無視かよ』
帰宅レースってなんだ。帰宅部が得意とする運動競技のことか?東京五輪で種目になったらいいね。
『まずは軽くお互いのことを知るために自己紹介とかしよっか?なんかすごい部活の始まりって感じがするし』
『一応しただろ自己紹介』
『細かいことなんもはなしてないじゃん』
むー、なかなか決まらん。あ、そうだ
『じゃあさ。こういうのどう?それぞれのジャンルを設定して自己紹介を紙に書き、そのジャンルに分けてボックスに入れて紙を引いていく。それで、これが誰の紹介文なのか当てるの!』
『ええと、例えば髪の色とかなら、来夢は茶髪、わたくしは金髪、東夜は黒髪って書いて、それをボックスに入れればいいってことですの?』
『正解!それを引いた人が、黒板に誰の紹介文なのか紙に自分の名前を書いて貼っていく。1番あってた人が勝ち!って感じで』
『何に対しての勝ちなんだそれは………』
『いちばんビリな人はいちばん勝った人の言うことを何でも聞く。これでどう?』
『な、、、なんでも!?』
お、東夜びっくりしてますな。まぁもし女の子になんでも聞くとか言われたらそういう反応になるのは当たり前か……
『わ、わたくしは構いませんわ。東夜さんが、その、、いやらしいこととか言わなければ…』
『待て待て!なんで俺限定なんだよ。男もう1人いるだろ!』
『いや、エミちゃん先生は、、オネエですので…』
『あらぁん嬉しいわぁ。それよりアタシも東夜ちゃんが変な命令出さないか心配でぇ♡』
『だ、出すわけねぇでしょ…』
『じゃあ、決まりっ!そんじゃジャンル書いて紙配るから待ってて』
いひひ、どんなジャンルを入れてやろうかな…
……
……………
…………………………
『ほいさ、じゃあボックスからどんどん引いていこう!!まずはアリアから!』
『わたくしですわね。てぃっ!!えと、、好きな食べ物……パフェ??』
『ええ〜〜い!あら?初恋の年齢?うふふ〜可愛いこと考えるのね〜〜』
『よっと、、兄弟姉妹の有無?妹1人……って(いや、これ俺の書いたやつ…)…』
(カット)
『よしそれじゃあ見ていこうか。まず食べ物から!』
『好きな食べ物【パフェ】。これは……』
『予想だと来夢なのですが……』
『俺だな…』
『意外すぎですわ!!』
東夜まさかの甘党男子…
『つーか食いにいく機会も友達もいねぇから家で作るしかないけど、、』
『まさかの手作り!?』
お菓子作りのスキルまで!?
『しゃーねーだろ。男1人でパフェいくとか恥ずかしくて死ぬわ。まぁ近くの喫茶店とかでなら食うけど…。あ、それと俺が作れるのはお菓子だけで、料理は小学生レベルだぞ』
『その方がイメージと合ってて安心しますわ』
『おい、どう言う意味だそら…』
【好きな食べ物】
東夜→パフェ
来夢→パンケーキ、キムチ
アリア→たい焼き、たこ焼き
エミちゃん先生→塩辛
え、エミちゃん先生……キャラが………
『えと、エミちゃん先生と東夜は1ポイントずつ。続いて趣味!』
『えと、このビリヤードって…エミちゃん先生ですわよね?』
『あら、当たりよぉ!よくわかったわね!』
『先生って普通にしてたらイケメンなんじゃ…』
『似合う………のかな?』
【趣味】
東夜→読書 楽器
来夢→漫画 楽器
アリア→テニス ピアノ
エミちゃん先生→ビリヤード 筋トレ 夜のお散歩♡
『ていうか東夜と来夢の楽器っていうのはなんなんですの?』
『僕は中学の時吹奏楽部だったからアルトサックスと、趣味でギターを…』
『俺は……その、妹がバンドでギターやってて、家での練習の為とか言って、無理やりベースさせられてる。あと「お兄はちゃんと趣味を持て」って…』
『妹ちゃんすご…。てか、僕のギターと東夜のベースで合わせられるんじゃ…』
『あら?アタシはなんでもできるわよ?ドラムやギターでは、アタシの超絶技巧を称して「極東の魔女」なんて呼ばれてたんだからぁん♪』
『うわ、なんか自慢された…』
『極東の魔女て……』
『趣味が多種多様すぎですわ』
『じゃあ次。えと、好きなスポーツ』
『気になるのはこれかな……帰宅レース』
『もう確定ですわね…』
『おいおい楽しいだろ帰宅レース。コース選択が自由で新感覚スポーツだぜ?』
『そんな捉え方をした奴を初めて見たわ』
『他になんかないんですの?』
『……………まぁ強いていうなら、サッカー』
『その心は?』
『蹴るだけならひとりでできるからなっ』
『悲しいほど卑屈ですわね』
『正式には22人いるけどね…』
【好きなスポーツ】
東夜→帰宅レース(ランニング)、サッカー
来夢→ランニング、バトミントン
アリア→テニス
エミちゃん先生→ダーツ、ビリヤード
『エミちゃん先生大人だわぁ』
『勝てる要素が1つもなさそう…』
『じゃあ次。好きな本のジャンル』
『これはだれだ?グルメ誌』
『わ、わたくしですわ……』ぎゅー(お腹の音
『この属性おばけ、この上食いしん坊キャラまで追加する気か…』
『と、東夜!失礼ですわ!!』
『あら〜よく食べる子は好きよぉ〜。見てて楽しいもの』
『うぅ、コンビニでもつい手にとってしまうんですわ…』
『カワイイ…』
【好きな本】
東夜→ラノベ、ミステリー
来夢→漫画、推理、ホラー、時代物
アリア→グルメ誌
エミちゃん先生→恋愛物
『次は初恋の年齢』
『この6歳ってだれなのでしょう?とても可愛い年齢で恋をしているのですわね』
『あー、僕だね。相手は近所のお姉さんで……ってはっ!!しまった!』
待て待て、初恋が女の子という百合キャラ認定されかけてる!いや、初恋が男でも可笑しいことなんだけどさ!
『え、あ、あの、来夢は……そっちの趣味が…』
『やぁぁぁぁあ!違う違う違う違いますぅぅ!上手く説明出来ないけど、違うんだってばぁ!!』
『趣味のところでそれ書いておけばよかったんじゃね?』
『違うんだってば!うわぁぁあん!』
『あら、アタシと同じってことね!』
『年齢が!?それとも恋愛対象が!?』
『ら、来夢は女の子好き…来夢は女の子好き』
『なんで顔を赤らめてるの!?』
【初恋の年齢】
東夜→13歳
来夢→6歳
アリア→9歳
エミちゃん先生→15歳
『それぞれの初恋の話、またいつか聞きたいわぁ!』
『東夜やエミちゃん先生の話は凄い気になる』
『俺はお前の方が気になるぞ…』
『アタシの初恋はオトコノコが相手だったからぁ』
『ここにもヤバそうな過去が』
『次は兄弟姉妹の有無』
『あの、この血の繋がらない兄とか姉とかっていう複雑な家庭はどちら様ですの?』
『アタシよぉ♡』
『ほんと全部あんたが持って行ってるな』
【兄弟姉妹の有無】
東夜→妹1人
来夢→姉と妹
アリア→一人っ子
エミちゃん先生→弟2人、姉1人、血の繋がらないの兄と姉
『残りは紹介だけで…』
【好きな色】
東夜→黒
来夢→青
アリア→金
エミちゃん先生→紫
【好きな歌のジャンル】
東夜→かっこいいアニソンやバンドの曲
来夢→ボカロ 吹奏楽 バンドなどの曲
アリア→ピアノの曲 演歌
エミちゃん先生→イケメンアイドルの曲
【誕生日】
東夜→10月14日
来夢→8月9日
アリア→1月10日
エミちゃん先生→3月3日
【もし無人島に1つだけ何かを持って行けるとしたら】
東夜→妹
来夢→サックス
アリア→うちのヘリコプター(すぐ帰れる用)
エミちゃん先生→サバイバルグッズ一式
『はい結果発表〜〜〜!さて見事一位に輝いたのは〜〜〜エミちゃん先生!!おめでとう!』
『あらぁ♡』
『んでもってビリは東夜ね。お疲れ様でした』
『おい待てなんで合掌してんだ!』
『じゃぁ、東夜ちゃん、罰ゲームのお時間よ♡』
『ちょ、待ってください、あ、月潟も青海川も逃げやがった!!』
『うふふ、大丈夫よ。生徒に手を出したりはしないから。で〜も〜、書類の山、教務室に運んでもらおうかしら』
『はは、はははは…』
危うく江南先生と同じ道を辿るところだったぜ……




