19話 ドキドキ☆班決め〜それぞれの思い♡
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ひまりヶ丘高校は試験の結果を上位50人まで開示される。一学年7クラスの約250人なのだが、その上位50人は基本は理数クラスである7組が占めている。しかしまぁ稀にそういうの飛び越して上位にランクインしてくる奴はいるわけでして……。
「1.2位は7組の笹神さんと犀潟だけど、3位のあれって1組だよな?」
「すごい、芳樹くんって頭もいいんだ!? やっぱかっこいい!」
「うわぁあの顔で頭もよかったら勝ち目ねぇよ」
「くそッハイスペックイケメン氏ね」
「なーんて言われちゃってますけど?芳樹どんな気持ち?」
「偶々だよ。偶々やったところが出ただけだっての」
「ゼミか?」
「ゼミだな」
あ、ここゼミでやったところだ! っていうあの漫画、実は結構楽しみにしてますぜ。
「ていうか一位じゃない方が驚きだね。いつも一位だったじゃん芳樹はさ」
「まぁ仕方ねぇだろ。一位の笹神みなもは本物の天才児だって噂だし、二位の犀潟 甍もそれに次ぐ秀才だっていうし。笹神は満点、犀潟は10点ミスだぞ? 勝てねぇよ」
「ふーん」
天才っているんだなぁ。ていうかよく聞くんだよなその笹神みなもって子の名前。
「そういや明後日には部活動編成だけど、来夢ってもう決めたのか?」
「う? あぁ、新聞部に入ることにした」
「新聞部!? そんなのあったか?」
「地味な割にメンツが強烈なんだよなぁ……芳樹と絵梨は?」
「私たちは生徒会だよっ! 来夢も誘おうと思ってたんだけど……」
「あの入学式の生徒会長いるんでしょ? パスだわ〜」
「悪い人じゃないし、むしろいい人だぞ?」
「芳樹ハーレムでしょ? もうお腹いっぱいだよ」
「俺的にはお前にもその「芳樹ハーレム」に入って欲しかったけどな♪」ニコッ。
「ぶっ飛ばすよ?」ニコッ。
「よ、芳樹! 私もはーれむ?なの!?」
「え、絵梨は……どうなんだ?」
「が、頑張るから! 私、芳樹のめいんになれるように頑張るからぁっ!」
「え、あ、おお? へ?」
「な、はわ、はわわわ/////(かぁぁぁ)な、何言わせてんだバカァ!」
「あべしっ!」
おお決まった決まったヒロインパンチ…おいおい君達廊下で何してんの……。安心しなよ、絵梨は十分メインヒロインだ。料理上手くてニコニコ笑顔でちょっとヤンデレ含んでて、キャラが立ってないところとか最高にメインヒロイン。いや、disってないよ?
「でもま、生徒会には遊びに来てね! 大大大大大大大歓迎だから!」
「まぁ、気が向いたら……うん」
生徒会長苦手なんですぅ!
「あ、絵梨〜芳樹! そんなとこで何してるんだね、ほら教室いくぞ!」
「あ、春香ごめん!ちょっと話してて」
向こうから走って来たのはこれまた着々とインフレしつつある美少女。黒髪眼鏡とか、付与されてそうな属性といえば……。
「こら芳樹! 第1ボタンを開けるなとなんども! って、きゃぁあっ!」
盛大にコケましたね……あれだ、委員長タイプに見せかけたドジっ娘だ。あの守ってあげたくなる感じは、天然でやってるんだとしたら魔性過ぎる……。
「おいおい、大丈夫かよ、ほら、手……」
「へ? へぇええええ!? あ、あり、がとう、うむ、あ、芳樹の手……大きい」
「何言ってんだよ、ほら立った立った」
「わぁ! もう! 何をするんだ、全く…」
甘い………甘過ぎるこの光景……。
「お、芳樹じゃん!何つったってんだよ!」バシッ!
また新手が。赤っぽい髪の活発美少女が……。
「夏乃! いってえよ! お前はもうちょっと静かに出来ないのかよ!」
「これがアタイの性分でね! 夏乃サマは一度エンジンがかかればママチャリの如く海を駆け抜けるのだ! わーはっはっはー」
「ママチャリにエンジンはねぇし、海を駆け抜けると言う名の入水自殺だろ……ったく、夏乃は可愛いんだからもっと言動も気いつけろよな」
「ふぇえぇ!? か、かわ、かわい、いい? アタイ? あはは、アタイ照れちゃうなぁあはは」
甘いってばねぇ、なにこのヒロイン軍団……。
「ちょっとあんたたち芳樹にくっつきすぎ! 芳樹はあたしの下僕なんだからっ離れなさいよ!」
と、ここで新たに金髪ツインテ八重歯の美少女登場です。今回僕解説係かな?
「読めたよ、こいつらみんな生徒会だね…」
「あ、あたり! 凄いね来夢どうしてわかったの?」
「いや、もうアニメとかゲームとかの設定上ね……」
「ていうかこの子だれなのよ?」
「え僕のこと?」
金髪の子からのご指名です。聞けば聞くほど釘○ボイスにしか聞こえないこの子の属性は間違いなくツンデレだろう。ソクバッキーなタイプでもあると予想しようじゃないか。
「ああ、こいつは俺や絵梨の幼馴染の青海川来夢。仲良くしてやってくれ」
「あー、噂になってた子よね? ふーん、確かにあたしより、大きいけど……」
と、胸を気にしながら発するセリフはもう間違いなく釘○キャラ。その声だから映える胸がある! と声高にして叫びたい。
「で、でも! あんたに芳樹はあげないんだから!」
まて、なんか嫌な流れだこれ。このままだと外堀から埋められて僕が芳樹ハーレムに加入させられてしまう。ここは、、逃げるが勝ちだな。
「あ、うんそっか、じゃあこれからホームルーム始まるし、うん。ここいらで失礼」
DASH!
「ちょっと! 待ちなさいよぉ!」
「いや、待て待て来夢!」
DASH! DASH! DAーSH!
◇◆◇
「なんでそんなに汗かいてるんですの?」
「いや、その、はぁはぁ……ハーレムって怖いね、はぁはぁ」
「本当になにを言ってるんですの?」
「それより、このジュース誰の? 飲んでいいかな……喉、乾いて、ゼェゼェ」
「え、ええ、わたくしのですけど、あ、その……か、間接、き」
「ぷはぁ! 美味しい! あ、ごめんお金はちゃんと払うね! って、あ……」
やって、しまった……。途中までなんの違和感もなかったけど、これ、間接……キス……。
わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 僕のアホアホアホアホアホ! あ、アリアに許可も取らずになにしてんだ! あれか? ククリの言ってた精神への侵食なのか!? うわぁぁぁ!
「あ、ご、ごめん……その、間接……気にするよ、ね?(かぁぁぁぁぁ)」
「あ、あの、全然……。むしろう、嬉しい、ですわ」
はい? いや、こんな美少女と間接キスできて僕もすごく嬉しいんですけど、えと、どういう意味かな……?
「その、お、お友達ですから。か、間接キスくらい普通なのかと……思いまして」
「親愛の証系統だと思われてる!? いや、ごめん本当に悪気はなかったんだけど……」
うわぁ周りの男子が暖かい目で見てる〜。なんかキマシタワーとか言ってる〜。でも結構安心したな。僕今だに女の子にドキドキする気持ちが残ってるってことだからな。うん、TSテンプレ「精神の女の子化」なんかに負けないぞ! (ふらぐ。
「おお、月潟さんと青海川さんの百合、ご馳走様です!」
「ていうか2人って仲良かったんだね〜。月潟さんが誰かと仲良いの初めて見たかも」
「ちょっと怖いイメージあったもんね〜話しかけてみようかな」
「美少女の百合とか最高すぎるだろっ!うちのクラスは殆ど相川ファンクラブだからなぁ」
「クールな青海川が間接キスで顔赤くしてるとことかグッとくるわぁ」
「顔真っ赤にしてて可愛すぎる」
「キマシタワー」
「なんかアリアちゃんと来夢仲良くなっててあたし寂しい〜〜〜まーぜーてー」
「い、苺!?あの、なんで会うたびに胸を揉むところからスタートするの?」
「えーーー、うーんとねぇ、趣味?」
「そ、そっちのケが!?」
さらにカップリングが増えますよ百合好き男子諸君。あと今だに胸を揉まれるのは、あんまり慣れないというか、慣れるべきじゃないというか。
「アリアちゃん、あたしは吉田苺。アリアちゃんって呼んでいいかな?よろしくね!」
「へ、あ、は、はい!えと、わたくしのことはアリアでいいですわ。こちらこそよろしくですわ苺」
「やったぁ呼び捨て〜!アリアちゃん可愛いからだーいすき♡」
「あ、あの、くすぐったいですわ」
「おら〜ロングホームルーム始めんぞ〜。今日は金曜の部活動編成の紙配るのと、来週の林間学校の班決めだ。俺ァなんも口出さねえからテメェラで勝手に決めててくれぃ」
あ、エミちゃん先生に掘られた先生じゃないですか、アァー!!
「やっべーもうそんな時期??まじで楽しみだわぁ林間学校!やっぱーアバンチュールとか求めちゃう感じ??」
「敦ぃ!オメーは向こうでもナンパしてんだろ!俺ら健全な男子だからさぁ」
「ギャハハ!!なにが健全だよ!オメーらぜってぇ彼女出来ねぇよ!!」
「おーいウルセェぞ!テメェラが煩くしたら俺が学年主任から怒られるだろうが!特に…3学年主任には………ヒイィ!」
あ、もうこれ確定ですね。ご冥福をお祈りします。
「来夢、私と汽笛と来夢で組む感じでいいかな?」
「あ、真知、そのことなんだけどさ。アリアも入っていいかな?」
「む、あ、あの怖そうな輩か?う、我睨まれたら泣いちゃうかもしれんぞ?」
「中2キャラならもっとカッコつけていけよ…」
「あ、あの……」
気づけば後ろにはアリアが控えてました。うん、絶対聞かれたなさっきの
「ひいぃあ!」
「わたくし、その、皆さんが嫌なのであれば無理して入ろうとは思ってませんわ」
「ううん、嫌じゃないよ〜。むしろ大歓迎だよ〜。よろしくねぇ〜〜」
「う、うむ。我もまぁ、大丈夫だ。よ、よ、よよよ、よろしく頼む」
「やったね、アリア!」
「ありがとうですわ!!真知、汽笛!」
………
……………
…………………
(吉田苺の場合)
うう、あたしだって本当は来夢と組みたいよ〜。でもさ、女子の世界ってそんなに甘くないんだ。
「苺ーーウチら友達だしさ、一緒だよね?」
「桜は、苺ちゃんと一緒がいいよぉ♪ねっ!いいよね!?」
「あ、あはは、当たり前じゃーん☆林檎も桜も前から絶対組むって言ってたもんねー!でもその、あと1人足りないし〜誰か入れない?その、例えば、ら、」
「えー別よくね?」
来夢とか。って言う前にこれまたタイミングが悪すぎるよ!
「え〜じゃあさ!うちらまだ2人組だからさ、苺のとこ入っていい?5人班でもオッケーなんでしょー?」
「あ、桜それさんせーい!AちゃんとBちゃん最近仲良くなったもんね〜」
嘘をつけ。桜、最近はよくAちゃんの悪口言ってた。今だって内心は絶対うざいとか思ってる癖に………でも、そのどす黒い悪意を隠した笑顔の裏を、暴くほどの勇気はあたしにはない。だって、そうしたらあたしのキャラっていうか、そういうポジション的なのが崩れちゃうから…。対立………したくないから。
だから今日も嘘をつく。あたしはそういう女子のコミュニティは好きじゃない。けど、あたしは女子だから、そういうコミュニティの中で適応して生きていくしかないから……嘘をついてでも、自分を押し殺してでも、自分を守るために、こういう子達とつるむのだ。それが、来夢とあたしとの差。来夢のその、なんていうか、そういう女子のコミュニティを気にしない性格に、あたしはとても惹かれている。裏で最近いろいろ一部の子に言われているのは知っている。でも、なんも気にするそぶりもなく、その生き方を貫ける来夢は、あたしの目にはとても輝いて見える。建前を言わない、群れない、でも決して対立しない、、いつか、あたしもああなりたいって………
「あはは、じゃあこの5人で組もう!!あたし紙書いて出してくるねっ!」
「さっすが苺〜〜いつでもテンション高いわー」(携帯いじりながら)
「ありがとね〜苺!まぢで感謝〜」
でも、、今のあたしは……まだ…
(出雲崎東夜の場合)
いやいや、俺ってこういうイベントの時真っ先に余って、
「せんせー出雲崎くんが余ってまーす」って言われ、クラスで惨めな思いをした後、
「じゃあ出雲崎くんを入れてくれる班ある?」とかいう先生のデリカシーなさすぎる質問でさらに惨めに。挙句…
「えーーやだーーー」
とか言われた日には枕を涙で濡らして翌日はサボった。なんで小学校の教師ってこうもデリカシーがないわけ!?
ああそうそう、当日のバスのポジションは常にバスの前方先生の隣。1番後ろのスクールカースト上位様たちの盛大な笑い声に対し、バスの運転手が舌打ちするタイミングにあわせて俺も舌打ちするというくだらないことをやっていた記憶がある。バスの鏡で見えてんだよガキ大将の杉浦、テメェが後ろで「モッツァレラ」って叫びながら大はしゃぎしてるのがな!!!モッツァレラゲームとか懐かし…
黒板前では、敦や達矢が率先して男子の班わけを行なっている。このクラスの男子は16人女子19人。今日も分水響也がいないから男子は15人か。
俺はこういう時はリーダー連中に任せる方針だ。俺が何か言おうと何も変わらないしな。
おっと、どうやら決まったらしい。敦がとなりの陽キャラチャラ男たちと肩を組んでウェイウェイ言ってる、うるさい。あいつは最初は結構俺に話しかけてくれてたけど、やっぱりああいうタイプのは誰とでも仲良くできる人間だ。だから、興味をなくした人間から疎遠になっていく。元からわかっていたことなのだ。もちろん川西達矢も例外ではない………と思っていたが、
「よし!東夜っ!一緒の班だな!よろしくっ!」
おいおいおい、お前もあのチャラ男にまじってウェーイしてたろ。なんで俺と一緒なんだよ、委員長だからか?
「人数が足りないから委員長としてここに入ったのだ、流石に2人では心もとないだろうからな!」
あ、やっぱり委員長としての責務ね。まぁ確かに2人だと、、、2人!?
「東夜と一緒の班にしたんだよ!よろしくね!」
「あ、翠花……お前、いいのか?」
翠花やっぱ天使!!俺のこと見捨てないでくれてる!!嬉し涙とか初めてかもしれない。すると、感動してる間に翠花は、僕の耳元に寄ってきて
「林間学校の夜、楽しみにしてるから、ふふっ」
なんていうもんだから、理性とか南の島まで吹き飛んでいきそうで怖かったです。え、夜ってどういう意味ですか!?なんでそんな小悪魔みたいな顔で笑ってるんですか??え、あの、まさか……いやいやいや。翠花は男だし、いや、でも…え!?本当にどういう意味!?
今日の夜…………眠れるかな。
1組の芳樹ハレーム軍団軽く紹介
→黒髪眼鏡 ドジっ娘 委員長タイプの名立春香
→赤髪 活発 体育会系 アホの子の赤泊 夏乃
→金髪ツインテ 八重歯 釘○ボイスの水原 秋葉
→クーデレ無表情 茶髪ボブ ロリ体型の六日町 真冬
→正統派幼馴染ヒロイン ふわふわ黒髪 料理 ややヤンデレの村上絵梨
これ+でお姉様系生徒会長、ギャル系副会長、新米女教師がハレーム入りしかけてます。




