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始まりの物語

人が電気をつくれるようになって、夜の闇に怯えなくなってきた現代。男は走っていた。出せる限りの全力で。背後に迫る闇から逃げるために走っていた。

別に背後に迫る物を比喩して闇と表現したのではない。本当に黒い闇そのものが周りの家屋や道を取り込みながら背後に迫っているのである。

男は走り続ける。逃げ続ける。もう30分近く走っている。そろそろ限界だ。ついに男は足を止め、振り返る。闇である。

「嫌だ‼︎ 死にたくない!俺にはまだやりたい事があるんだ!誰かっ 助けっ......」

取り込まれた後にはなにも残らない。闇はなおも周りを取り込み続ける。この街の中心へと向かって。

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