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売られる・・・ 1

 檻に入れられてからもうすぐ2ヶ月、そろそろ私も売られるそうだ。


 この2ヶ月間、見える範囲にある檻しか分からないが入れ替わりが激しかった。少なくとも私が連れて来られた時に居た人は今はもう少ない。

 そのかわりにあの時居なかった人は多い。

 それもそうだ、奴隷は売り物なのだから。


 半月前からもう片眼鏡モノクルをかけたご老人は来てない。

 ぶっちゃけて言うとすんごい暇だ。暇過ぎだ。誰かかまってくれないと一人ぼっちのウサギさんみたいに死んでしまいそうだ。

 かといって隣の檻に居る人に話しかけたら監視員的なオッサンに怒鳴られるから嫌だ。


 なんて寝ながら考えていたからだろうか、自分の檻が開いた事に全く気づかなかった。その事に気づくと同時にゴツい男二人組が入って来て、手枷にロープを付けた。

 そして先頭の男が言う。


「付いてこい」


 ・・・なんか今デジャヴを感じた。

 そしてまたしてもいきなりロープを引っ張りながら歩き出した。



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