第一幕
自分を責めに責め続けた16年。
本気で人を信頼することができなかった。
人を愛することも,愛されることも知らなかった。
そんなヌマの16歳初夏に起きた心の風邪の話。
---第1幕---
*友達*
高校2年,春。
私ゎ新しいクラス,新しい友達に期待をしながら2-Fルームの席に着ぃた。
案の定友達という友達ゎ一人も居なかった。
始業式が終わり辺りを見回す。
1人学系が一緒の子,典子がいた。
私はすかさず話しかけた。
『典子!!一緒のクラスじゃんかぁ〜。ね!!一緒に教室行こぅッッ??』
典子とは学系の時隣の席に座っている女の子で,セミロングな黒髪で優しそうな雰囲気を漂わせている。
典子は笑顔でいぃよ!といぃ,私はその場に一緒にいた島袋夢子と一緒に教室に向かった。
島袋夢子,のちにヌマと親友になる人物。
2-Fルームにつき前の席に座っていた飯塚ュィとも仲良くなった。新2年になってから一週間がたった頃,私ゎ島袋夢子(以下夢子)と共に過ごすことが多かった。
夢子とは色々な話が合致した。
ゲームの話や漫画の話。ォタクみたいな感じだけど私は話せる相手が居るだけ幸せだと思っていた。
お昼ご飯ゎ典子,夢子,ュィ,谷合ユリナとヌマ(私)の5人で食べていた。
私ゎご飯を食べるのが早い。
食べ終わる度に夢子にツッコミをいれられた。
こんな感じもいぃなと,新しくできた友達にだんだんと浸っていった。
1年の頃の友達といえば…まぁ人のことは言えないけど,地味子が多くて,はやく友達を変えたいと思っていた。
そぅ思うようになってから1年初の体育祭が近づいてきた。
体育祭予行練習の日,私ゎすてきな出会いをした。
その相手ゎ高橋由貴子(以下高橋)
ぉ笑ぃが大好きらしく,私に話しかけた第一声は
『誰か好きな芸人いる??』
そのときの高橋の印象はおとなしそう人…だった。
その質問のあと,前からぉ笑ぃに興味があった私ゎ1時間もぉ笑いの話をしていた。
その後高橋との関係は壊れることなく今も続いている。
掛け替えのない思い出をくれた友達。
人生に一人の人間に出会えたと私ゎ思う。そぅ心から思った。ある日から私と夢子は2人でご飯を食べるようになっていた。
静かな場所がいい
と夢子は毎日いっていた。
今思えば,このときから私と夢子の間には,大きな溝ができていたにちがいなぃ。2人は周りの友達とゎだんだんと離れていった。
森元といぅ男勝りな人とめぐみといぅ静かそうな友達ができた。
夢子は前から仲がよかったみたいだが,私は初対面なのでなぜか2人によそよそしかった。
それからはこの4人で行動をとるようになった。5月,また体育祭の季節がやってきた。
私はなぜか今年の体育祭にはでたくなかった。
理由は特にない。
ただめんどくさかっただけ。
だから嘘をついた。
法事だからでれなぃ
と。
べつに罪悪感はまったくなかった。
私一人いなくなっても困る人間なんていないと思っていたからだ。
もちろん体育祭の練習もサボって保健室にいっていた。
このときから,私はだんだんと学校をサボるようになった。