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【毒親日記】毒親の浮気メールは、中学生の僕にとって一大イベントだった

こちらは、同名アカウントでnoteでも公開しております。

私が墓地に闇属性モンスターを3体揃え、

ダーク・アームド・ドラゴンを召喚しているころ、

母からある1通のメールが届いた。


「〇〇たんおはよう! 昨日は楽しかったね! 

(私の名前)は修学旅行から帰ってきたところだよ~また会いたいなあ」


まごうこと無き、不倫メールである。

私の父の名前とは一文字も合っていなかった。


私は昔から、浮気という行為に強い嫌悪感がある。

ただ単純に、どうしても理解できない。


父と母がクソみたいに仲が悪いから、

仲がいい家族に対して憧れがあった、というのも理由の一つだ。


そんな嫌悪感を持っているのにも関わらず、

このメールを最初に見たとき、私の中に湧き上がってきたのはわくわくだった。


きっと、世の中のゴシップ好きの人はこんな気持ちなのかな?

なんてはたから見ると場違いな感想を抱いていた。


今まで虐げられてきた親に対して、明確に有利に立てる証拠を見つけた!

みたいな気持ちもあったんだと思う。


めったにないことだけど、こちらから母に声をかけた。


「これなんなん?wwwww」


その時の私の顔は、きっと母親の顔のように歪んでいたんだと思う。

こんなところだけ親子なのか。


それが、だめだった。

何を隠そう、目の前のコイツは毒親である。

そんなことをしたらどうなるか…… 右拳が飛んできた


「なんなのこれ!!!」

「消しなさい!!!今すぐ!!!消しなさい!!!」

「いい加減にしなさい!!!」


見事なまでの他責。

揺れる視界の中、烈火の如く逆ギレしだした母親に暴力の嵐を受けながら、

あまりの理不尽に少しだけ笑ってしまっていた。


母親に暴力を受けながら笑う中学生。

あの瞬間、確かにこの世の終わりがそこに存在していた。


この時まで、自分の母親はちょっとおかしいんじゃないかと思いつつも、

どこか「ウチはウチだしな」と思っていた。


けれど、この一件以降、

明確に「ウチはおかしい」と思えるようになった。


この一件の前日まで、


「父親は全く働いていない」

「私がいかに働いているか」

「仕事場でこんなつらいことがあった」


なんて愚痴を毎晩1時間半は聞かされていたのだけど、

メールの全文の内容から単純に計算しても、

どう考えても母親は働いていなかった。


社会人になるとより理解できたけれど、

働きながらあの頻度で男と遊ぶことはできない。

じゃあ相手の男は何者やねんって話なんだけど……。


石油王だったんだろうか?しまった、媚びを売り損ねた……。


一つ気になるのは、真実が何かということだ。

結局、ウチの家族はどうやって生きていたのか?

今となっては知る方法はない。


母の親、つまりは私の祖父母が非常にお金持ちだったので、

そこからお金をもらっていたんじゃないかと今では思っている。


現在、父はどこで何をしているかわからないし、

母は何をしているかだけしかわからない。


母の口から出たことはほとんど嘘だったので、

私の過去も残念ながら大体嘘になってしまった。


まず、「大体」ってところが恐ろしい。

本当のことはあるけれど、どれが本当かわからないのだ。

どうせなら全部嘘であって欲しかった。


ただ、知らない方が幸せという言葉もある。

あの親の事だ。きっとろくでもない真実に違いない。


「真実はいつもひとつ!」


というけれど、この真実は知らない方がいいのかもしれない。

知っても多分あきれるだけだ。


読んでいただきありがとうございました。また、よろしくお願いいたします。

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