表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

手記シリーズ

手記A

作者: 鴨鷹カトラ

○ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー○


朝起きました。

歯磨きをします。


朝食には一枚の食パンにバターをたっぷり塗ったものを食べました。

窓から身を乗り出し、朝の匂いを嗅ぎます。


空は透き通っていて、町の喧騒が聞こえてきます。


市場に行きました。

買い物をします。


昼食は魚屋で買った鯖を塩焼きにしましょう。

街を歩き、人々の話し声を聞きます。


空には入道雲が堂々と立ち並び、それはまるで街を見下ろしているようでした。


狂っている。

時々自分でもそう思う時があります。


私は自分が狂っているようにしか思えない。

自分が「」に見えるのです。


「」である私が人間のふりをしている。


これほど吐き気がすることはありません。


恐れている。

いつか火炙りにされるのではないかと。


恐怖が私の背中に張り付いているようです。

「」という現実から目を背けたい。


それは片時も離れることはありません。


それは、片時も離れることはありませんでした。


『』たちは今日も街を歩いています。

「」を貶すかのように。


自分が嫌いになるときがあります。


「」である事の何が悪い?


到底理解らない。


そんな時は、「」を捨てずに、「」のままでいるのも悪くはないのかもしれません。

信じればいいものはそこら中に転がっている。


考えなくてもいい。

楽しいと思うならそれが「」だろうが『』だろうが大船に乗ったつもりで楽しめばいいのかもしれません。


それが正解だと思います。


                                    

 \ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー/


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ