堅物風紀委員とギャル
風紀委員に所属する柴野 安彦。彼は融通が効かず堅物であることで知られていた。そんな彼の性格と風紀委員という肩書きによって彼は仲のいい友人のような存在がいなかった。彼自身それに対して何も思っていなかったが、そんな彼に話しかけてくる女子が一人いた。それはこの学校で一番人気のギャル、彩乃 充希だった。安彦は充希が絡んでくる度に校則違反を指摘していた。それでも充希はそれを直すことなく毎日安彦に絡んでいた。普通は風紀委員に近づくような物好きな人間はそう居ない。充希だって風紀委員に近づきたい訳ではなかった。近づきたいのは安彦。そう。充希は安彦が気になっていた。だが相手はあの堅物の安彦。果たしてこの物語はラブコメになるのだろうか?