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エッセイっぽいなにか

コペンとかいう車について

 どうも、たまにエッセイを書く人です。

 今回のお題はこちら、コペンという車についてになります。


 まずコペンという車とはなんぞや? というところから入ります。

 コペンとは、ダイハツ社が出しているツーシーターの軽のスポーツカーになります。

 で、なんとこの車、オープンカーになります。しかも珍しいことにハードトップタイプで電動です。つまり屋根が自動的にトランクに収納されます。

 軽のハードトップオープンカーってコペンが初じゃないですかね?


 このコペンと車は初代のL880Kというタイプと、二代目のLA400Kという二種類のエンジンタイプがあります。厳密には型番からKが外れているエンジンタイプもあるのですが、そこまで詳しくはない。

 二代目のLA400Kのコペンはボディの種類が豊富で、いかつい目をしたローブ、初代そっくりに作られたセロ、アウトドアっぽさが魅力的なエクスプレイ、トヨタさんの商標を借りたGRモデルが存在します。

 この二代目のコペンはDRESS-FORMATIONというシステムが搭載されており、外装をとっかえひっかえできます。つまりローブからセロに見た目を替えたりすることが出来ます。面白い試みですね。


 しかし、悲しいことに私は二代目コペンについては詳しくはない……!

 何故なら、私は初代コペンオーナーだからです。


 ということで、これからお話することは初代コペンについてになります。

 では早速本題に入りましょう。



 このコペンさん、とっても可愛らしいんですよ。

 ちっちゃい車体にまんまるおめめ、小さなお口(フロントグリル)、加えてなんとフォグランプまでついている。後ろ姿もかわいいよ!

 年式によってはラジオの電波を拾うためのアンテナもついております。私はアンテナがついているタイプのコペンの方が好きです。欠点としてはアンテナがあるタイプは年式が古くなるので、車体にガタが来るんですけどね。


 軽自動車なので当たり前ですが、馬力と排気量に制限が掛かっております。確か64馬力に660ccだったかな?

 でもスーパーチャージャーと呼ばれるターボのようなものがついているので、加速はかなり良いです。高速道路でも十分走れるくらいの性能をしております。


 マニュアル車は5速ミッションで、オートマは4速だった気がします。

 すまねぇ、オートマの方はそんなに詳しくねぇんだ。でも確かCVTみたいに自由に変速出来たはずです。


 車をオープンにする手順は簡単で、まず車を停止させます。そしてサイドブレーキを引きます。そしてルーフとフロントガラスの間に二つロック用の金具がついているので、そのロックを手動で外します。するとピッという音が鳴って屋根のロックが解除されます。

 その後、サイドブレーキの前方下あたりについているボタンを引き上げ続けると電動でルーフがトランクに格納されていきます。

 格納を終えると再度ピッという電子音がなるので、そこでボタンから手を離せばいいわけです。


 このコペンの魅力はオープン以外にもいくつかあります。それはシートヒーターがついているので、若干寒くてもシートを温めることが出来ること。

 初期状態で車高が低い事(これは他の軽スポーツカーにも同じことが言えます)。

 FF(前輪駆動)なので雪道も安心であること。

 車高が低いのであまりロール(車体が横に傾くこと)をしないことなどなど。


 この初代コペンの出荷台数は6万台弱となっており、割とレア車となっております。

 現在はプレミア値がついており、中古でも割と割となお値段がします。というか新車が存在しねぇ!

 状態によっては中古なのに新車価格よりウン十万、下手したら百万ほど上乗せした価格となっております。新車じゃないのにお高い。


 そんなコペンは愛好家が多く存在していて、たまにコペンオーナーたちがコペンを持ち寄って集会を開いていたりします。コペンいいよね……。

 なお陰キャな私は参加したことが無い。


 しかし、そんなコペンにも欠点は存在します。

 コペン欲しいなーと思っている方への参考になればいいなーと軽い気持ちでその辺も語っていこうかと思います。



※コペン購入を考えている方向けに、欠点を記載します。なお開発元や車をけなすことが目的ではございません。正直コペン好きなんで。


 コペンあるあるなんですが、シートベルトが上手く巻き戻りません。で、ドアを閉めようとするとシートベルトが車体とドアの間に挟まったりします。

 筆者は面倒くさがりなので、シートベルトのバックルを運転席にぽいっと投げ捨てることで対策しておりました。


 コペンは視界関係の難点をいくつか抱えております。

 まず一つ目はフロントの視界が狭すぎて信号機が見えねぇ! ってやつです。だから停止線ギリギリで止まるとルーフの上あたりに信号機があって見えません。よって前かがみになって信号機を覗き見るわけです。

 二つ目、サイドミラーがちっちゃい。これにより下の白線が見えなくて駐車時にめっちゃ困ったりします。マジで見えねぇ……ってなります。

 三つ目、夜の運転がきつい。これは何故かというと車高が低いために後続車や対向車のヘッドライトの光をモロに受けるためです。よってバックミラーとサイドミラーは真っ白になることが多いです。なので夜は車線変更がこわいぞー、ほんとに。


 他にも収納関係の問題も多々あります。

 トランクルームがあるので、そこには割と荷物が入ります(タイヤ二個くらいなら軽々と入ります)。

 しかし、そのトランクルームはルーフの格納スペースでもあるので、オープン状態にする場合は基本的に使えません。

 よって、コペンオーナーは助手席を荷物置き場にするわけです。なので二人乗りする時とかは結構困ります。


 雨の日、コペンのドアを開けるとします。すると悲劇が――

 ルーフに溜まった雨水が運転席のシートのはしっこにダダーッっと流れ落ちます。コペンあるあるです。

 この水問題は他にもあり、コペンは自動洗浄機にかけることができません。いや、無理やり使うつわものもいるんですが、その動画を拝見した際に悲惨なことになってました。

 ルーフとAピラー(フロントガラス側の柱)の間から雨漏りがしていました。かわいそう。

 そもそも私のコペンはブレードアンテナがあるので、自動洗浄機は元から使えないんですけどね。


 このコペンくん、たまにお土産を持って帰ります。

 どこに? かというと、タイヤハウスのちょっとした部分にです。

 では、どんなものを持って帰ってくるのかというと――それは石や砂利や小枝、落ち葉などです。

 特に石はよく持ち帰ってきます。コペンくん、それ欲しかったの?


 コペンくんはとてもちっちゃいです。で、大型駐車場に駐車したとします。

 そして買い物をして帰ろうとしたとき、事件は起こる――

 私のコペンが見つからねぇ! ってやつです。

 そうなんです。車体が小さすぎてぱっと見車が見当たらないんです。これ、冗談や誇張抜きで本当に見失います。

 そして駐車場をうろうろしてようやく愛車のコペンくんを発見するわけです。


 この駐車問題は他にもあります。

 それは車高が低いために、輪留めの縁石があると駐車がめっちゃ難しくなることです。

 輪留めがあるところまで一気に後退するとリアの下部がガリッってなります。こわい。

 そんな訳で、輪留めを見るたびに内心『おのれやつめ……』ってなります。


 それと、走行時の車内はめっちゃ賑やかです。

 理由は車体が揺れた際にルーフとAピラーの接合部が軋み、ギシギシと音が鳴るためです。

 なお筆者はこの音が結構好きです。コペンらしいなーと思いながら聞いております。



 もう文字数3000字? うっそだろ? と思ったのでこの辺でまとめに入ろうかと思います。

 初代コペンくんは状態がいい物が早々ないので入手はかなり難しいです。

 筆者も車屋さんに無理を言ってカーオークションで初代コペンを探してもらい、初期掲示価格にだいぶ色をつけてようやく入手することが出来ました。


 ツーシーターの軽ということもあり、メインで乗るというよりもセカンドカーとして運用している方の方が多いです。

 軽自動車なので維持費もお安めですしね。しかしタイヤは特殊なためお値段それなり。

 軽スポーツカーはライバルとしてAZ-1、ビート、カプチーノ、S660など様々な車が存在します。

 しかしコペンにはハードトップのオープンカーという強みがあるので、根強い人気を持っております。

 それでもビートやカプチーノを見たときはテンションが上がるんですけどね。なおAZ-1はレアすぎてみたことが無い。


 コペンで走っていると対向車からパッシング(ハイビームをチカチカと二回点灯させること)を受けることがたまにあります。

 挨拶みたいなものですね。そんな感じでコペンくんは愛されています。

 私も他のコペンとすれ違った際にパッシングをしました。するとオーナーさんが手を振り返してくれました。バイクのヤエーかな?


 コペンはオープンにして走ると気持ちが良いぞー。というところで話は以上になります。

 ご清聴ありがとうございました。

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