感覚は、あてにならない! 31章 Fahrenheit
こんにちは、葉桜 KONです! 今日は涼しくてすごしやすいですよね。今回の題名になっているFahrenheitというのは、アメリカで主に使われている気温の記号です。なんかかっこいいですよね。なので使わせていただきました。それにこんかい気温に関係があるな内容になっております。それでは本編どうぞ!
その後教室には続々と生徒が入ってい来る。
「おぉ涼しいなエアコンかかってるからか。いつもありがとな」
と感謝されるのは、いつも俺たちで雪さんは感謝されない、なのになぜ朝早く来てわざわざ教室を冷やしているのだろうか、まだ動機が分からない。
「はい、おはようございます。今日の一時間目は古文です。皆さん教科書23ページからですので開いてください。教科書忘れた人いますか?プリント印刷してきたので、モノクロではありますが、こちらを参照してください。それでは授業を始めます」
授業が始まる。それでも俺の心は遠くを見ていた。その遠くの空を見つめて、授業を聞き流していた。
「あーあ、疲れた一時間目からだいぶハードだねぇ授業の内容」
「そうか?まだ古文だからいいだろう。次は数学だぞ俺多分寝る」
数学か、一応得意分野ではあるが、高校の数学は難しくなっているのだろうか?
「本当に早く任務行きたい。授業聞くよりも任務のほうがまだましだよ…」
俺の心はずっと今日はどこかに行っている。なんでだろう少しだけセンシティブな気持ちになってしまっている。授業も全部聞き流しているし。
「おーい、青山君、大丈夫?今日なんかずっと心ここにあらずって感じだけど…」
さすがの莉乃にも気が付かれるか…
「うん、なんか気分が上がらなくてさ。でも大丈夫だよご飯食べに行こう」
「ねぇ、雪ちゃん誘っていいかな?一緒にお話ししたくて」
「もちろんいいよ、たくさん一緒に食べた方がおいしいから」
いつも俺たちは屋上で食べている。なぜなら涼しいからだ。高い場所だし日が当たるから暑そうだがなぜか涼しい。だからいつもそこで食べている。
「あれ?雪ちゃんいないなぁ…きっとほかの場所に行っちゃったのか」
俺らはエレベーターで上って屋上に入る。最近では屋上に侵入できない学校がほとんどだが、ここは屋根が付いており外に出られないので、普通に屋上に行ける。いつもはただの透明なガラス製の天井だがここはプラネタリウムとして使われることもあるらしい。
「ついた、ふーやっぱり涼しい風も吹いていないのにこんなに涼しいの何でだろうなぁ…」
と花夏はわざとらしくいった。多分ここが涼しい理由が花夏もわかっているのだろう。
「ゆーきちゃん、いた。莉乃さっき探してたよね?みつけたよ」
「わわわ!、花夏さん?どうしたんですか私を探していたんですか。いつもお昼私ここにいましたよ」
びっくりするのも無理はない、いつも花夏は距離が近いからな。ほぼ初めての雪さんにもあの距離じゃ確かにビビる。でもそのくらいの距離くらいのほうが、接しやすいのかな?
「よいしょ、雪ちゃん。一緒にご飯食べよ。みんなで食べたほうがおいしいよ」
確かに見つかりにくい少し高い場所にいた。そこはプラネタリウムのコントロールセンターの場所だ。見晴らしはいいだろうけど、上るの少し大変だな。
「あっ、それと涼しくしてくれてありがとね」
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