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エピローグ

交通事故で死んでしまった記者・シーナは自国の冷遇公女・ウナに転生してしまった!?

陰謀が渦巻くこの中で記者時代の経験を活かし文春砲を放つ!!!

「ちょっと!何突っ立てるのよ早くこの荷物を倉庫に持っていきなさいこののろま!!」

「ウワッこの汚い服で屋敷をうろつかないでよ!!」

「害虫駆除してって言ってるのが聞こえないの!!!」

「なんだかここ臭いませーん?www」

(どうしてこうなった…?)



数日前ーー

私はアイデンルバ皇国の記者として勤務してた。ある日、大雨の日に取材のため、とある交通の多い道路を歩いてたら交通事故に巻き込まれた。死んだと思ってたが次に目を覚ますと豪華な部屋にいた。すると近くに常備されていた医師が、高熱を出して数日間生死をさまよっていたことを教えてくれた。目を覚ました私はかかった医療費を尋ねたら何を言ってるのかとびっくりされた、そこから色々あって私はある可能性に気がついた、それは私は転生したということだそれもアイデンルバ皇国の四大公爵家の一つ、東のヒメムナ家の冷遇公女ウナ=アトウ=ヒメムナになっていた。4大公爵家の中でいま最も勢いのあるヒメムナ家の情報はそこそこ知っているがウナ=アトウ=ヒメムナのことはあまり知らない。なぜなら病弱であまり社交界に姿を表さないからだ……というのは建前で実際は正夫人となっていない女の子供として生まれたため、ヒメムナ家の夫人たちや子ども達、何ならその人たちの息のかかった使用人にまでもいじめられる可哀想な公女なのだ……。そして今まさにいじめられ中なのである。

「アウッ。」クスクスクス

私の部屋の前に油がひかれていたことに気づかなかった私は見事に悪魔たちの罠に引っかかった。

「あらあら〜なにこんなところでコケているのw?ハイヒールじゃありませんのにコケるだなんてwこれだから平民出身はw」

この油の主犯格はどうやらヒメムナ家の第一夫人アメア夫人の仕業みたいだ。彼女はアイデンルバ皇国の東地方の侯爵家の人間で、ヒメムナ家に4人いる夫人の中でも一番地位のある人だ。因みに実子が二人いる。よく私をいじめる人間で意地が悪く陰湿な性格だ。

「油が引いてあったみたいですね、コケてしまいましたが床が輝くのは良いことですね。」

私はちょっとした意趣返しをしてやった。

「平民ごときが口を開かないで頂戴。」

そう言って去っていった。私ウナはもともとは平民として暮らしてきた、母がなくなった数日後公爵家の血をひいた子供を捜索していたヒメムナの騎士に見つかり公爵家に来たのであった。見つからなければ裕福でないにしろこんなストレスの貯まる家にすむ羽目にならなかっただろうに……。ゴーンゴーン  夕飯の鐘がなった、憂鬱な晩餐会の幕開けだ……


中世ヨーロッパみたいな時代背景で魔法有りの世界線です。

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