酒も煙草も女のもやめられない俺は、この先どうなるのか?
“酒も煙草も女もやめられない俺は、この先どうなるのか?”
金が無い俺は、日雇いの仕事をしている。
その日暮らしの仕事は、食べるモノも住むところも難しい。
だから、安い飲み屋で知り合った女の家に俺は転がり込んで住まわせて
もらう事になった。
まあ、なんとか生きている俺!
金が無いくせに、酒も煙草もやめられない!
女好きな俺は女もやめられないから、少し見栄を張って貯まった少しの金
を全部使い、好きな女にプレゼントをあげると女は喜んでくれる。
そうすることで、俺は自分の住む場所を確保していたんだ。
『ねえ、いつになったら? ここの家賃払ってくれるの?』
『俺に払える訳ないだろう、日雇いで働いてんだぞ!』
『“安定した仕事をする気は貴方のはないの?”』
『ないね! 俺は自由が好きなんだ!』
『・・・ふーん、そう、』
『あぁ!』
・・・次の日、俺が昼頃目を覚ますと?
女が俺に置手紙を残して、仕事に行ったらしい。
手紙の内容は、、、?
【悪いけど、私が仕事から帰って来る前に家を出て行って、お願いね!】
まさかな? 俺はまた女から家を追い出される。
まあ、こんなのは初めての事ではない!
何度もある事だから、俺はまた住む家を失っただけだ。
俺は女が仕事から帰って来る前に、この家を出る事にした。
鍵は女の家のポストに封筒に入れて入れておいた。
俺は女に言われた通り、家を出る。
・・・あぁ、今日は野宿だな。
それか? いつものアノ場所に行くかな。
あの場所とは、ホームレスの友達の家だ!
今もあの場所に住んでいたら? 今日は泊めてもらうつもりでいたが、
俺がその場所に行くと撤去されたのか? 家がなくなっていた。
何もなくなっていたんだ。
もしかしたら? ホームレスの友達は死んでしまったのか?
それとも、何処かへ引っ越したのか?
どっちにしても今日は、野宿が決定だ!
俺は夜になると? 公園に向かい人が通らないベンチで寝ることにした。
朝起きると、ポケットに入れていた財布がなくなっている。
俺の今持っている全財産の所持金17836円。
誰かが俺が寝ているうちに取って行ってしまったのだろう。
まあ、外で寝ているのだからそういう事も多々ある事だ。
俺は朝から日雇いの仕事に出ていた。
お金がなくなった以上、働くしかない!
日雇いだから、仕事が終わったと同時に金も支払われる。
俺はその日の日当分、8000円を手にコンビニに行きパンと缶コーヒーを
買い、今日はじめての食事を口にする。
残りのお金を手に、今日はネットカフェに行き泊る事にした。
風呂に入り、近くのコインランドリーで服を洗い、またネットカフェに戻って
洗った服を部屋に干し、テレビや無料で飲んだり食べたりできるモノを胃に
入れ、今日はそのまま眠った。
朝、ネットカフェを出る時間帯になり俺は干してた洗濯物を畳んでネット
カフェを後にする。
先の見えない俺の人生は、このままどうなってしまうのだろう?
病気になっても俺は健康保険もないから、病院にも行けないし。
生活保護はまだ俺は受けたくない!
体が動く間はまだ自由でありたいんだ。
“でもさ? こんなの生きてるっていうのか?”
でも生きる為には、働くしかない!
俺は今日も日雇いで働いている。
その日その日暮らしでも、俺はまだ生きているのだから働くしかない。
それが“俺の自由”なのだろう。
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