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2022年 光の家庭  作者: ヒトミ
第二部 日本の陰陽結び
25/26

神々の祝福

 十二月二十日、大好きな少女漫画の発売日で、最終巻だったから、思わず買ってしまった。

 ギリシャ神話を素材にしたお話しで、最後、主人公の女の子は神様達に祝福され、ハッピーエンドで終わる。神社巡りを通して出会ったたくさんの神様の導きを思い出し、漫画のお話しと重なって、感動して涙がとめどなく溢れ続けるのだった。

 そして、その晩、日本の誕生石が六十三年ぶりに改訂されたというニュースが目に留まった。新しく十石の誕生石が追加されたという。その中に私の誕生月である九月の誕生石としてクンツァイトが追加されていたのを見つけた。

 クンツァイト──十一月に高尾山で明子が私にくれたブレスレットの石だった。九月の星座は乙女座で、星座のモデルになったギリシャ神話の女神は農業の女神デメテルやペルセポネ、正義の女神アストレアと諸説あるけれど、女神様達から祝福された気分だった。自分個人においても、魂との一致、自己統合が完了したのだと実感したのだった。


 十二月二十二日、スピリチュアル界で有名な人が主催の冬至のイベントに参加した。

 イベントが音楽とともに始まり、照明が煌めくステージの上に、主催者が登壇すると、会場は拍手喝采で沸き立った。会場の参加者に加え、オンラインも含め約一万人を超える規模で出来上がった場であった。

 このタイミングにここに集まったことは自分が生まれてくる前からの約束で、魂の成長と経験のために輪廻を繰り返してやっとたどり着いた場だという。そうして、主催者は今の時代やこれからの時代の生き方について話していった。本来、私達は一つの意識であり、そこに戻っていくこと、すなわち、帰巣本能みたいなものが、私達が共通して持つ願いらしい。

 また、「ワーク」とよばれる、主催者の誘導の中で流れに沿って、参加者がイメージをして、感じていくといったスピリチュアルワークもいくつか行っていった。

 人生で出会い、ここまで導いてくれた全ての人達に感謝をするワークから始まり、前世を含めた自分自身が発してきたネガティビティやカルマを解消するワーク、未来の自分と融合していくワーク、そして、最後はアセンデッドマスターと呼ばれる高次の存在達や様々な神様が私達を祝福し、見守る中で、私達はゲートをくぐり、新生地球の流れへと入っていくワークを行い、イベントは終わっていった。

 自分にとって、この冬至は人生の大きな節目の一つであることを感じずにはいられない内容であった。今まで自分が積み重ねてきたものがこの節目で一度完了した、そう思える人生の流れが出来上がっていた。繋がりがないように見えた点と点が全て繋がっていくのだった。

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