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防災
「ぱぁぱ、なにちてるでちゅか?」
ななちゃんの前で、パパは非常持ち出し袋のチェックをしています。
「あっ! ななもリックあるでちゅ!」
そういうと、自分のリュックを手に取り、パパのとなりに座ります。
「おやちゅ、はいってまちゅ。おっけぇ。あとはぁ……」
辺りをキョロキョロしていると、ななちゃんは何かを思い付いたようです。
「だいじのこと、リックにいれるでちゅ」
両手一杯に、お気に入りのぬいぐるみを抱えたななちゃんは──
「みんな、だいじのことでちゅ」
全部を詰め込んで、パンパンになったリュックを満足そうに見つめていると……。
「なな? それ背負えるのかい?」
「えへへへ」
パパの一言に、笑ってごまかすななちゃんでした──




