ななちゃんの住む街は、今日もお天気がよく、少しずつ冬から春に向かっているようです。
いつものようにいちご柄のポシェットには、元気をくれるいちご飴が入っています。
ママと手を繋いでお散歩の途中──
ふいに、ななちゃんの着ているスカートがフワッと捲れ上がり、風が通り抜けました。
「ななのちゅかーと、かじぇしゃんきたでちゅ」
捲れるスカートを押さえるななちゃん。
しかし──
「なな? 後ろがみえてるわよ?」
大好きなママの言葉に……。
「かじぇしゃん、メッでちゅ!」
通り抜ける風に、頬を膨らませ怒るななちゃん。
春は、もうななちゃんの目の前までやって来ているようです。