拾われた。
いつまで書けるかなぁ~
「....おい、起きろ。」
····いやまだ寝させ.....あれ、誰の声だ?
聞いたことがない.....
まさかっ!?
私はベッドから飛び起きた。横には····茶色のマスチフみたいな······獣人?
あれ、そう言えば部屋が全く違う····ふぇ?
私は堂本早苗、OLをやっている24歳で現在彼氏居ない歴24年突入してます。んで、今何故か獣人と同じ部屋にいる。
「····ここはドコですか?」
「ココ····?あ、俺ん家だが?君が昨夜路上で倒れてたから連れてきたんだが.....」
「えっ?あ、ありがとうございます。」
「自己紹介がまだだったな、俺の名はロスマンだ。今は基地で分隊長をやっている。君は?」
名前どうしよ、いいや下の名前そのままでいこう。
「私はサナエです。OLやってました。」
「OL?なんじゃそりゃ。それにしてもサナエ、なんで路上で寝てたんだ?」
「知りませんよ、昨日は····」
あ、昨日何してたっけ?思い出せない。
「えぇ····と···」
私が昨日の事を思い出せないという事を察したのかロスマンは、
「昨日ヤケ酒でもしたのか?」
「そんなはずないです。酒飲めませんし。」
「えぇ.....じゃあ、あり得ないだろうが異世界から来たのか?」
「そうですね。今の環境を見ると自分が居た世界とは別~····ですね。」
私はそう言いながら周りを見回した。うん、電気が無い。余程不便そうだろうなぁ。
ここは私が居た人間世界より文明が発展していない世界のようだ。
「やっぱりか....たまにあるんだよな。突然この世界の人間じゃない人間が現れる事がな。」
へぇ~あるんだこの世界。
「じゃあ異世界ならこの世界について知らないよな。説明してやる。」
そっから説明が始まった。要約すれば
·今私いるのは“ミクセシル”という国で首都の“ロウジ”という町であること
·基本的に物々交換。あと、魔法もあること
·私みたいな異世界から来た人間は大体特殊能力があるということ
「....てな感じだ。細かい事はその内分かってくるだろう。」
「色々教えてくれてありがとうございますっ!!」
「いや、別に基本的なことだから教えただけだ·····」////
ロスマンは照れたのか、私から目を反らした。
「とにかくサナエはこれからどうするつもりだ?」
えぇ~と、どうすればいいんだ?
「あ、やっぱいいや。考えがまとまるまで城で働いてくれ。」
そう言いながらロスマンは自分が勤務している城の求人広告を出してきた。あるんだねこの時代も。
「今丁度人手が足りないんだが····いいか?」
他にやること無いし····よしやろう!
「はい、OKです!」
「よし分かった!じゃあ後で連れていくからな!」
ロスマンはご機嫌で尻尾を振りながら部屋から出ていった。
~数分後~
「お~い、城行くぞ~。」
ロスマンに呼ばれた。
「はーい!」
この時私は知らなかった。あそこまでボロい城で働く事を····
週一投稿····になるのかな?ゆっくり見てってね~