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The Last Protector ー最後の保護者ー  作者: 霜月こよみ
第一章
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Episode1 中級水獣体

金棒は意外と切れ味がよく俺の肩をかすめただけで容赦なく切り裂いた。

ー痛っ

金棒なのに切れるとか反則だろっ…

 バックステップで後退、5メートルぐらい離れ、俺は血が流れ続ける左肩を何とか止血する。

 ーー相手…つまり敵である『鬼』は、大体が石果せきかの影響により怨霊や生霊などが具体化したものであるため知能を持っているわけではない。

初心者傭兵には持ってこいの下級水獣体かきゅうすいじゅうたいだ。そして、鬼は近くの物を破壊するだけの無能な奴なため近づかなければどうと言うこともないーーと教わったばかりなのだが実際に戦ってみると違うことは、この身を持って体感した。

 てかこいつ、一発が尋常じゃないぐらい重いぞ…。

本当に下級か?まあ、倒さないとランク上がんないし…

 と考えてた所で耳のインカムから通信が入る。

「--こちらは、援護部隊オペレータのみやび。あと五分でそっちに援護が入るわ。もう気づいてるかもしれないけど、君が今戦ってるの下級じゃなく中級レベルよ。ビギナーの君では倒すことは不可能に等しいわ。近づかずに離れて待機しなさい」

「こちらは、初心者傭兵…赤月あかつき

雅さんの「真似しないのっ」というセリフを無視して俺は立ち上がる。顔に少しの笑みを浮かべながら言った。

「雅さん、これって俺が戦ってるの見えてます?」

「えぇ…見えてるけど…?」

「これ倒すの撮っといてください」

ちょっと燃えてきている自分に多少の嫌悪を感じるが、やってやる…倒してやる、と思った。

「無茶はよしなさい!」

耳に甲高い注意の声が聞こえたが、おかまいなしで戦闘体制に入る。インカムを消音(ミュート)にして、手に持った『various sword《多様な剣》』を強く握る。

『鬼』はスキャン出来ないからな…。まぁ一発はでかいが、それを避けて隙を作れば…よし。

「さぁ勝負だ…」

俺は周辺を破壊し続ける鬼に標準を合わせ、地を蹴った。

Episode1ですが、いきなり駆け足で申し訳ないですorz

今後、お話が進めば専門用語なども分かるようにしていくので気長にお待ちください!

今後ともよろしくお願いします!

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