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Phantom fierce

作者: 堀鴎斎

気になる異性に勇気を出して連絡先を聞いた体験から来ています。

人は見たいモノを見るといふことを唱える悟った気でいる人々に私は呆れを覚える。悟りなんてのは諦念を美化したに過ぎぬ。人は人を理解することはできぬ、故に逃げたくなる。人は何も分からぬのに何故か理由を求める。人は見たくないモノ、即ち自らの願望に反するモノを積極的に想起し逃避しようとする。それは本来我々にある本能なのかもしれない。逃げるのを悪とするのは人だけだ。しかし、人も結局逃げている。苦痛、責任、愛、求められたいのに求められるのは恐ろしい。そんな贅沢な矛盾を抱えた人は、理由を探し始める。だからこそ立ち向かうと肩透かしを食らふことがある。その決断は人にとっては重すぎる、それに見合う結果は余りに軽い。否定される恐怖は何より大きいから。達成した喜びより霧が晴れた安堵が残る。恐怖が幻想だったという安堵が。

ご精読ありがとうございました。

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