1/13
プロローグ
私の幸せの話。
朝起きたら、お母さんもお父さんもお兄ちゃんも、「おはよう」って言ってくれて。
一緒にあったかいご飯を食べて。
本当の笑顔でおしゃべりして。
学校に行けば、友達が話しかけに来てくれて。
ただそれだけ。
ただそれだけを、ずっと夢見て。
当たり前だけど。
そんな当たり前が私にもありますように―――
そんなことをずっと願ってた。
だけど、願っただけで叶うならこんなに苦労していない訳で。
でも、ある日を境に
変われるかもって思った。
更新したりしなかったりになると思います。