1-4 元男は友達と会う
8時になって、多分だけど服屋とかが開いたと思うので、適当に近くのショッピングモールに行くことにした。
「そうだった!そういや今日友達と遊ぶ約束あったんだった!まぁ場所同じだし来て?」
メールが来ていたので、詩月はスマホを開いていたが、完全に忘れてたというかんじだった。
「分かった、とりあえず行くけど・・・大丈夫なの?」
「多分大丈夫でしょ」
そう言って、とりあえず歩いて10分もない、ショッピングモールに着いた。
「という訳・・・どうかな?」
詩月の用事で一緒に行きたいとかいうのがあったが、つまり、それはTSバレということになるが、これに関してはかなりのリスクだと思う。
リスクとしては、逆になんか嫌われたりいじめにあったりして、1人になるようなことだ。
(まぁ詩月いるから多分大丈夫だろうけど)
リターンとしては、やっぱり教えてもらったり、友情が出てくるみたいな感じ。
どっちに転ぶかは運次第だった。
「って・・・友達ってそらのこと?」
集合場所で、待ってたのは完全に友達だった。
「ってお前かよ友達って!てっきり女子かと・・・」
「まぁいいじゃん!いざとなったら俺のお姉ちゃん呼ぶし!」
一応こいつには、姉がいるけど、多分詩月のおかげで呼ぶことは無さそうではあったが、まぁいいやと思った。
「とりま!行かない?服屋とか・・・」
「じゃ俺パス・・・やっぱ行く」
行くのは辞めようと友達は思ったが、理事長の娘だけ会って、ことわりにくかったらしい。
「そうやさ、お前ってほんとに女なのか?お前がそういうの好きだから女装とかじゃないよな?」
「いやいや!?そんなわけないじゃん!というかそれなら色々おかしくね!?」
たしかに、ウィッグしてカラコンして女用の服着て、ハイトーンボイス使ったらいけそうだが・・・こいつは僕のファルセット知ってるだろに。
「まぁさ!とりあえず適当に瑠璃那ちゃんの部屋に学校で使うのは買ったし即日発送にしたしさ!行こ!」
そう言われて、とりあえず3人で総合型(男女両方の服屋)にいった。
友達はそのうち名前決めます・・・
さすがに時間少なすぎワロタ