1-3 元男はトイレに行きたい
「で?ほんとにそらなの?」
友達、というか理事長の娘の「坂幸 詩月」きて、とりあえず聞いてきた。そりゃ、一目見るだけじゃわかんないと思った。
選択肢は1つだった。目の前にいるだけだし、
「うん、そうだけど・・・ちょっと服とか買いたいしさ・・・付いてきてくれる?」
「あ、そういうこと?全然!」
そう言ったが、時間が7時くらいで、まだ洋服屋はあいてなかった。
「あぁもう!ちょっと入れて!ちょっと今日暑いから!」
詩月は、そう言って、部屋の中に入った。
「へぇ・・・結構オタっぽいんだねー」
「お、オタっぽいって・・・別に素の女の子のフィギュアはないんだけど・・・」
女装男子とか、そういうのもやっぱ多く、本とかも基本そういうのは飾ったりしていた。(基本電子書籍だからコレクション用だが)
「まぁさ、とりあえず、ちょっと可愛いね!」
そう言われてるけどいまいち分からなかった。読みすぎで耐性が付いてるのかな・・・
「ちょっとトイレ言ってくるね」
そう言って、とりあえず部屋から出てトイレにいった。
「めっちゃ恥ずい・・・トイレするのこんなやばいとは・・・」
トイレをして、そらは出てきた。少し顔が赤くなっていた。さすがに、案の定触るのは耐性がつかなかった。
「大丈夫?まぁいいや!そういやそらって名前ちょっと微妙・・・」
適当にネットサーフィンしていた詩月は、水に関係ありそうなのをさがした。
「そうだ!瑠璃那はどう!?」
「瑠璃那・・・いいのかな・・・」
「エメラルドグリーンの目を見たらいいよ?」
「いやどゆこと!?」
そう言って、とりあえずスマホで2人でなんかしようと思い、スマホを開いた。