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本当にあった不思議な話

環境

中央区湊にあったオフィスビルでのこと。

そのビルは変圧器の影響か、よく夜に停電するビルでした。

ブレーカーが落ちたこともあるので単に使用電力量がオーバー気味だったのか、

配線に不備があったのかも知れませんが、

割と日常的だったため「ミスターダークが出た」と冗談交じりに社員一同平然としていました。

二階で作業中、誰もいない筈の三階から走り回る足音が聞こえたりすることもあり、

気味悪がりながらもよくあることだと思うことにしていました。

そんなある日の残業中、とん、とん、と右肩を叩かれ「はい」と返事をしながら振り返ったところ誰もいません。

流石にそれには鳥肌が立ちましたし、同じ室内で作業していた社員も手を止めて私をみていました。

しかし暫くすると何事もなかったかのように仕事を再開した社員達は、なかなか強者だったのだなと今更ながら思います。


まぁ、そう言う会社あるあるはどこにでもあるようで、

と言うか、私の引きが強いのか?

会社の都合で移転した先がやばいビルだったり、転職した先がやばいオフィスだったり、

数々の不可思議現象が至る所で起きました。

ガラスに反射して2人の人影が見えたのに、振り返ったら1人しか居なかったとか、

退社した人の机の引き出しを開ける音が聞こえるとか、

ラジオのボリュームがいきなり変わるとか、

誰も居ない筈の部署の内線電話のボタンが点滅するとか、

誰も近付いていないのにタイムカードの打刻音が何度もするとか…。

社内にひとりきりだったら仕事をほったらかして逃げ帰るところです。

そう言う環境下ではそれなりに耐性がついてしまうようで、一瞬ざわつくものの皆さますぐに通常業務に戻っておられました。

強者が集まるのも私の引きが強いのか?


何にせよどこにでも仕事が好きな住人(?)は居るようですね。

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