その頃、灯火と貴史は、
ミラさんが居ないらしい。
え、たかっちと登校したんじゃ。
実は風邪だったとか?
そして、周りがうざい。
なんだろう、このお嬢様達は、私みたいな平民でモブキャラに話し掛けて。
は、まさか、私をいじめのターゲットに!?
なわけないか。
こう、いじめられるのは、ミラさんみたいに可愛いヒロインみたいな子じゃないと。
まさか、いや、あんなに周りに友達がいるんだし、ナイナイ。
昼休み、もう一度来てみるか。
「よっ、小夜さん。どうしたんだ?」
「あ、シーくん」
「その呼び方やめてくれ」
「嫌」
「まぁ、いいけど。で、どうしたんだ?」
「ミラさんが朝から居ないらしい」
「はぁ、あいつ登校時は、ピンピンしてたぞ?『わぁーい、明日お泊まり会だ!』とか言ってたし」
「ならどうしたんだろう」
「あいつの事だし大丈夫だろう。これでもミラとは長い付き合いだしな」
「お似合いの2人組みだしね」
「や、やめろよ」
なんだろう、この可愛い生物は、いじりたくなる。
「何をたくらんでいる」
「何も」
「ならいいけど。あ、急がねぇと次、間に合わねぇぞ!!」
「ホントだ」
私とシーくんは、教室へ急いだ。




