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最弱の有能冒険者  作者: 夜つ七
世界観・用語説明/キャラクター紹介
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【World setting / Character Introduction】

 世界観やキャラクター紹介です。

 話が進むに連れて更新しようと思っています。

【閉鎖世界フェリルシア】

 他の世界と干渉する事が一切ない孤独な世界。三つの大陸(グラルギア大陸、キーア大陸、セレスフィリア大陸)が存在し、現在の舞台は尤も小さな大陸のキーア大陸の中央に位置する学園周辺。

 神が実在しており、彼等に好かれた者は数々の試練を課せられる事になる。それを人は呪い(ギフト)と皮肉っている。それをクリアした者は神様から何らかのご褒美がもらえるらしいが、それが試練内容と比例するかは別の話。

 商売の神であるセレス神が銀行の役割をしており、特殊な魔法の掛かった金属板(プレート)が財布として機能している。金銭の受け渡しは証明書を渡し、協会に存在する金融装置(ポータブル)金属板(プレート)と共に入れることで入金することが出来る。買い物の場合は、各店舗に存在する魔法陣の上に金属板(プレート)を置くことで自動的に使用金額分が払われる。物の販売の場合も同様。


【魔法】

 魔力を使用して何らかの現象を引き起こす技術の総称。魔術と呼ぶ者も存在するが別物ではなく、あくまでも呼称が違うだけである。

 生活に密着しており、使用できないものは理論上は存在しないと言われている。いた場合はほぼ確実に呪い(ギフト)持ちで、人々から虐げられる可能性が高い。


【気術】

 気力を使用する事で肉体の強化等を可能にする技術の総称。斬撃を飛ばす等、本来なら不可能な事も可能にする。使用できない者は理論上は存在しないと言われている。いた場合はほぼ確実に呪い(ギフト)持ちで、人々から虐げられる可能性が高い。


【魔力】

 精神が内包しているエネルギーの名称。精霊等の精神(アストラル)生命体が尤も強大な力を宿している。

 非常に強力な力を持つ反面、使用すると精神的な負担が掛かる上に回復が非常に遅い。


【気力】

 肉体が内包しているエネルギーの総称。(ドラゴン)等の高位生命体が尤も強大な力を宿している。

 非常に強力な力を持つ反面、使用すると肉体に負担が掛かり、使用しすぎると生命活動が停止する可能性がある。


【学園】

 正式名称冒険者育成学機関。

 此処を卒業しなくても冒険者にはなれるが、卒業をすると様々な面で有利になる為、冒険者になりたい者は先ず確実に入学する。戦闘方法は勿論、薬学、野外知識、魔法理論、気術応用、生態調査等々も習う事が出来る為、冒険者以外を目指す者も多く入学している。


【ギルド】

 正式名称冒険者斡旋組織。

 冒険者をまとめる組織であり、あらゆる国に属さない特殊な立場に存在している。

 その仕事量は殺人的であり、事実年に2桁の死者が出るのは珍しくない。その為、有能な人材を常に探しており、見つけ次第勧誘を繰り返している。


呪い(ギフト)

 神様が気に入った存在に課す試練の名称。その内容は様々で、五感のどれかを奪われたり、魔力等の一切に使用不可が確認されている。試験をクリアした時、神様から何らかのご褒美がもらえるが、それが試練内容と比例するかは場合による。呪われると同時に解除も教えられるが、基本は無理難題ばかり。


 ◆◆  ◆◆


【主人公】フィル(フィリルシェリア・エルシェリル)

 学園で最も有名な劣等生。呪い《ギフト》によりその能力の9割程を制限されている。

 成績は実技以外は上位に位置するが、学園内では実技が最も評価される為、一部の者以外からの評価は低い。

 使用武器はトンファーと、ショートソード。トンファーを使用する理由は素手での戦闘に近い──武器が破壊される事が前提──からで、ショートソードは祖父から習った(習わされた)ので使用している。その他投擲用の短剣を数本と、革製の鞭を隠し持っているが、あくまでも緊急用で基本的には採取の為に使用されている。

 容姿は非常に可愛らしく年上の女性から大人気。ただし、本人は対人恐怖症気味なので嬉しくない。

 呪い(ギフト)の内容は「魔力、気力の使用禁止」。それが原因で周りの評価がガラリと変わり、その結果大切なものを複数失っている。


【幼馴染】ルキナ(ルキナ・フェリス)

 フィルの幼馴染にして学園の生徒。元々フィルと付き合っていたが、3ヶ月ほど前に別れている。

 世にも珍しい黒髪の少女で、獣人同士のハーフだが、父親が獅子であること以外は現在のところ不明。

 学園内での人気は高いが、同時に敵も多い。喧嘩早い性格の為、問題も結構起こしている。

 現在はウィルと付き合っていると言われており、フィルの話をあまりしたがらない。


【観測者】アウェイン(アウェイン・アーデルトラウト)

 保健室を占拠している魔王、もとい保険医。

 治療に定評があり、王族からも誘われる程の腕を持っているが何故か学園で働いている。

 容姿は非常に美しいが、目付きが鋭く、非常に嗜虐的な性格をしているせいで誰も近寄らない。ただし、最近は保健室によく運ばれる男子のおかげで、多少はとっつきやすい性格に変わった。

 

【店長】キャロ(キャロレイン・アームストロング)

 フィルが働いている飲食店の店長にして、元【A級】冒険者。

 何故か冒険者を引退した後飲食店を開いた変わり者。味は悪くないが、フィルが入るまでキャロしかいなかった為、接客がおろそかになり客足が遠のいていた。

 細身だが身長が非常に高く、見た目こそ令嬢と評したくなる用紙だが、中身は男前な女性。一部が非常に目を引く身付きで、フィルからは自覚して欲しい何度も言われている(ただしフィルは興味がない)。

 フィルはあくまでも愛すべき弟分であり、男性として見ることはない。


【兄弟】ウィルス(ウィルスレッド・エルシェリル)

 学園の優等生。実技で尤も優秀な成績を収めた為、周囲の評価は極めて高い。

 小柄で女性的なフィルとは違い、まるで岩のような筋肉が特徴的な男子。非常に人あたりがよく、顔もそこそこ美形な為老弱男女問わずに人気が高い。

 使用武器は身の丈程の両手剣を日本。かなりの重量を誇るそれ等を、二刀流のように使用するのが特徴的。彼の戦闘は堅牢の一言で、あらゆる攻撃を防ぎ、隙を見付けては責めるという戦法を得意としている。


【ギルド職員】アイン(アイン・ベルベット)

 ギルドの職員の一人で、元【S級】の冒険者。ギルドの就職した理由は冒険家業に飽きたから、と本人は言っているが、周囲の者は誰も信じていない。

 学園領内で一番最初にフィルの異常性に気付いた人物であり、なんとしてもギルドの職員になってもらいたいと思っている人物。

 さわやかな美形だがその手の噂が一切なく、もしかして男色なのでは? とフィルのファンクラブの者達から警戒されている。

 犬の獣人で好物は焼肉だと本人は断言しているが、周囲からは狼で好物は生肉だと言われ、さりげなく落ち込んでいたりする。


【その他】グレゴリー(グレゴリー・ヴァルブリュート)

 最近名を上げているパーティーのリーダーで、本人も【B級】の実力者。

 アインにフィルを押し付けられてからと言うものフィルの事が気に入り、最近ではパーティーに入って欲しいと悩んでいる。尤もフィルに助けられた人物でもある。

 筋肉質と言う言葉ではとても表現できない程のガタイをしており、その姿を見た大抵の者がゴリラの獣人だと言ってしまう程に人間離れしている。


【神】ハルティナ(狂気/慈愛/生死の女神)

 表向きは慈愛の女神。一部地域では狂気の女神。本質は生死を司る冥府神。

 誰よりもフィルに固執しており、殺意に似た愛情を、親愛にも似た悪意を抱いて、フィルへと呪いを掛けた張本神。

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