表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自殺+手違い=転生  作者: トカゲ
終わりと始まり
59/60

乱戦2


ジャバウォックと戦い始めて30分程が経過した。

空を黒く染める程いたドラゴン達はジャバウォックとカウルの戦いに巻き込まれたり、何時の間にかいた青龍と白虎が倒したりして全滅に近い状態になっている。


ジャバウォックは右腕と尻尾が斬り飛ばされ、最早瀕死の状態だが、カウルも全身傷だらけでフラフラだ。


ジャバウォックが最後の一撃と言わんばかりにブレスの態勢に入る。

カウルも力を振り絞りジャバウォックの方に駆け出した。

ジャバウォックの喉を斬り裂いてブレスを防ぐ。

喉を斬り裂かれたせいでブレスが不発になったジャバウォックは怒りの咆哮を上げながらカウルの首に噛みつこうとする……が、カウルは噛み付き攻撃を後ろに下がる事で避け、後ろに回り込み両足を攻撃する。


ジャバウォックが両足の腱を斬られ膝をついた。

カウルは攻撃の手を緩めない。痛みで動きが鈍くなっているジャバウォックを攻撃していく。


「ガァッ!?」


ジャバウォックは小さい悲鳴を上げるがカウルは止まらない。

左腕を斬り飛ばし、首に剣を突き刺す。


ジャバウォックはカウルを睨み続けていたが、次第に動かなくなっていった。

ジャバウォックを倒した時には既に日が落ちて辺りは暗くなっている。

アルファの方も気になるが、カウルは体力も精神的にも限界だった。

カウルは回復薬を一気に飲み干すとジャバウォックの死体の上で眠りに着いた。


・・・


ジャバウォックは倒されたが、それで魔物達が止まるという事は無かった。

四聖獣達が魔物達を倒しているが間に合わない。

冒険者達も戦闘には参加しているが、実力が足りない彼等は暗黒大陸の魔物を倒す事はできない。

せいぜい罠で足止めをするくらいだ。

それだって数分の足止めしかできない。カウルがジャバウォックと戦っている今、自由に動ける戦力は四聖獣だけといって良かった。


四聖獣にも限界はある。

白虎がサイクロプスの攻撃を受けて前足を負傷した。

機動力が落ちた白虎は魔物の群れに囲まれ集中攻撃を受ける。

白虎は魔物達をなんとか倒す事が出来たが、瀕死の状態だ。


暗黒大陸の魔物達は止まらない。

アルファの護りは崩れつつあった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ