オシリス戦闘前
短い…
カウル達はピラミッドに入り上層を目指していた。
ピラミッドは上と下に異なる敵がいる特殊なダンジョンだ。
1階には昆虫系の魔物がほとんどになる。出てくる魔物は【スケルトン】と【スカラベ】だ。ここら辺は初心者でも頑張れば倒せる魔物になる。
2階、3階まで来ると【ゾンビ】と【ブラッドイーグル】なんかが出てくる。
ここら辺から中堅の冒険者の狩場だ。まだグレン達も余裕で相手ができる魔物になる。
5階までくると【ゴーレム】や【キングマミー】なんかが出てくる。
ここら辺になるとグレンやパッソー夫人、アーサー達でもギリギリ勝てるかどうかになってくる。まぁ、連携を組めばなんとかなるレベルだが。
そして最上階には【オシリス】がいる。
カウルはオシリスがいる最上階のボス部屋を前にして休憩を入れることにした。
オシリスは範囲攻撃も厄介だが、キングマミーやゴーレムを召喚してくる。
オシリスはカウルが抑えるが他の魔物はみんなに抑えてもらわないといけない。
オシリスは大鷲の翼を持った女性の姿をしている。
数多く強力な魔法を使い、大鷲の羽に触れると強力な状態異常に掛かってしまう。
しかも召喚魔法でピラミッド内に存在する雑魚を召喚してくる厄介な敵だ。
一定以上のダメージを与えるとオシリスに認められる。
そしてオメガへの道が現れるのだ。
「さて、ここをクリアすれば天空都市だ。みんな、頑張ろう。」
カウルの言葉にグレンとパッソー夫人がハイタッチをして喜び、アーサー達十字の騎士団もガッツポーズをとっている。
「ねぇ、天空都市ってどんなところなの?綺麗だったりする?」
十字の騎士団の隊列からミンミがカウルの方にやってきた。
どうやらミンミは天空都市オメガのことが気になっているらしい。今まで伝説でしか存在しないとされていた天空都市に行けるのだから仕方ないのかもしれない。
「そうだね、ぶっちゃけ何もないところだよ。修行場しかない。」
「そっか、なんか残念。」
ミンミはそう言って隊列に戻っていった。
隊列の方からサラサが睨んでいるのが見える。
「さて、そろそろ行こうか。皆は取り巻きの相手、俺はオシリスを倒す。OK?」
おう!とグレン達の気合の入った声が響く。
扉を開き、部屋の中心辺りまで歩いていくと奥の方から視線を感じた。
「あらあら、珍しいお客さんね?何の用?」
茶色い短髪の勝気そうな少女がそこにはいた。
ゲームの時と同じ姿……オシリスだ。
「オメガに行きたいんだ。暗黒大陸の魔物に備えるために。」
そこまでカウルが言うとオシリスはニッコリと笑い背中の翼を羽ばたかせる。
「そう、じゃあ力を示してみなさい!」




