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暴走!!!

ラミレシアですこんにちわ!w

3日連続アップに成功しました!w

少しですがアップします!では本編スタート!

リコ!ケイト!レアラ!どうなっちゃうの!?

金の鎧を着た兵士達は、自分達の車に見知らぬ人物が乗っている事を確認すると驚きの声をあげた。

「おい!俺たちの仲間は乗ってないぞ!?しかも突っ込んでくる!」

「此処は通すわけにはいかんだろ!ニア隊長に殺されるぞ?!」

兵士達は一斉に棒筒をケイト達が乗る車に向け発砲してきた。

ギルダがそれに応じて声をあげる。

「頭を下げろ!このまま門を突き破る!衝撃に備えろ!」

ギルダの声と共にケイトはレアラの頭を抑え一緒に体ごとしゃがみこむ。

ルーリはケイトの肩に目を瞑りながらしがみつく。

それから間もなく大きな衝撃と共に木の門を突き破った。

見張りの兵士も木の破片が飛び交った為その場に伏せる。

ギルダは動きが鈍り操作が難しくなった車をなんとか操る。

そしてそのまま大通りを抜けていく。


村の中心部にある広場に着くとギルダは車を止めた。

所々に倒れている兵士達とリコを片腕で抱き留めた少年が立っている。

リコの口からは血が垂れ眠ったように動かない。

そして少年の持つ剣からは血が垂れていた。

目の前の光景にケイトとレアラそれにルーリは息を呑む。

少年はリコを抱き留めながら広場への珍客に目を向ける。

リコを地面にゆっくりと下ろし立ち上がると深い溜息をついた。

「門番すらできないのか・・・やっぱり僕だけでよかったかな」

独り事を言う少年。




この瞬間ケイトは周りが見えなくなった。

目の前の光景だけが全てと言わんばかりにリコと少年を凝視する。

ケイトは知らず知らずのうちに呼吸が荒くなっていた。

レアラも目の前に立つ少年とリコを凝視していたが隣に立つケイトの異変に気付く。

それと同時にケイトの肩に乗っていた妖精にも異変がおきていた。

ケイトに声をかけようと手を伸ばした瞬間レアラは車から弾き飛ばされた。

地面に落下する寸前でギルダに受け止められる。

「譲ちゃん大丈夫か?」

突然見知らぬ人に声をかけられ動揺するレアラ。

「え、あ・・うん」

レアラは動揺しつつもケイトから目が離せなかった。

「妖精が・・ケイトと共鳴してる・・・」

レアラの言葉にギルダは耳を傾ける。

「どう言う事だ?」

「妖精がとても怒ってるの。原因はおそらくリコ・・。

妖精の怒りとケイトの怒りが共鳴し理性を失いかけてる・・・」

ギルダとレアラはどうしていいのかわからず呼吸を荒くするケイトを見つめた。

ケイトは負の感情を抑えた声を出す。

「リコに何をした・・・糞ガキ・・・」

ケイトの右手には何時の間にか魔剣セルシアスが収まっていた。

刃は青白く輝いている。

ケイトの体には何種類もの光が折り合わさっていく。

その光景にレアラとギルダは釘付けにされる。

その時レアラは思い出すように声を出す。

「とても危険・・・ケイトが死んでしまう・・」



少年もケイトの異変に目を見開く。

「へー。ほんとにいるんだ。精霊と妖精の両方から加護を受ける人間。

珍しい者をみちゃったな」

ケイトを見つめる傍ら、広場の片隅でレアラを発見し驚く。

「レアラ皇女・・・」

少年の言葉と視線に気付きレアラも目を向ける。

「ニア・・・」

ニアとレアラは目を合わせると気まずい空気が流れた。

その後でニアの口元から笑みがこぼれた。

「レアラ皇女生きていたんだね。もう死んでしまったと思って諦めていたんだ。

これで僕は君を殺せる」

歪んだ笑みを向けるとレアラは体をびくつかせ体を震わせた。

レアラはそれでも勇気を籠め再度ニアの方を向き叫ぶ。

「ニア逃げて!ケイトは貴方を・・・」

「今頃僕の心配ですか?ほんとに腐れ皇女だ。」

ニアの言葉にレアラは目を大きくさせ、辛らつな表情で視線を地面に逸らした

そんなレアラにニアは言葉を続ける。

「心配しなくて大丈夫。貴方を殺すまで死にませんよ。

僕にはこれがあります」

ニアはそう言うと懐から赤いペンダントを取り出した。

レアラはそれを見て驚愕する。

「お母様!?」

驚愕するレアラの傍らニアは口元に笑みを零す。


読んでいただきありがとうございます!

では10章で会いましょう!

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