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詩小説へのはるかな道 第38話 観客のいないカーテンコール

作者: 水谷れい

原詩: 夜はまだこれから


お芝居はお終い

幕を下ろしておしまいっ!


ーーーーーーー


詩小説:観客のいないカーテンコール


お芝居はお終い

幕を下ろしておしまいっ!


恋という舞台で

君と僕の役はここまで

台本にない沈黙がふたりを包む


愛する芝居だったのかい?

裏切りで終わる芝居だったのかい?


照明が落ちた舞台で

君の笑顔が遠くなる

セリフのような君の「さよなら」

演技じゃない涙が僕の頬を伝う


拍手はない

観客もいない

ただふたりだけの終幕


君は袖から出口へ

僕は舞台に残る

この芝居が終わってもしばらくは

君の声は僕の耳に残るだろう

君の影は僕の夢に立つだろう


恋のお芝居はおしまい

でも 心の奥で

下ろした幕はまだ揺れている


=====


わたしの詩小説をもとにAI君が詠んだ連作短歌です。


連作短歌:観客のいないカーテンコール


お芝居は

お終い告げて

幕を下ろす

恋の舞台に

残る沈黙


愛だったか

裏切りだったか

わからない

台本にない

問いが響いて


照明落ち

遠ざかる君

笑みの影

「さよなら」だけ

セリフのように


演技では

ない涙さえ

頬を伝う

拍手もなくて

観客もなし


袖の奥

出口へ向かう

君の背に

舞台に残る

僕の孤影


終わっても

耳に残るは

君の声

夢に立ちゆく

影の余韻よ


恋芝居

おしまい告げて

幕は揺れ

心の奥で

まだ続いてる

詩をショートショートにする試みです。

詩小説と呼ぶことにしました。

その詩小説をもとに詠んでくれたAI君の連作短歌も載せます。

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