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義父の思惑

義父の思惑に…まさかの転落

もう逃げられない


峰 佐和子 26歳…

独身、早くに両親を亡くし天涯孤独…

体型は胸とお尻が大きく少しぽっちゃり…

容姿に自信がない。



高校を卒業して今の建設会社に就職して…

8年になる。

大人しい性格で消極的、与えられた仕事はこなし会社からは重宝がられる。

そして…

社長からは何故か可愛がられる。


彼女も父親を子供の頃に亡くしたせいもあり父親の様に慕っていた。


そんな時…


峰くん…

ここに入って何年になる?

えっ…8年目になるます。


佐和子は一瞬、不安になった。

私…何か失敗をしてしまったかしら…

頭の中で昨日までの仕事の事を考えていた。


実は…

今度、息子に社長の座を譲ろうと思っているんだ。

そろそろ独り立ちさせても大丈夫だろう…


確か…専務の川崎 弘さんは30代後半。

体格は良いけど物静かな男性だったと思う。

社員としての会話はするけど、個人的には会話も殆どない。


実はなぁ…

息子に嫁さんをと思っておるんだ。


佐和子さん…

息子と結婚してくれんか?


佐和子は一瞬、何を言われているのか分からなかった。


えっ…

専務と結婚ですか?


社長が頷く。


えっ…でも、あの…

私は答えに困った。

結婚など考えた事がなかった。

確かに子供時代に寂しい思いをしたので早く家庭を持ちたいと思った。

しかし、こんな私と結婚したい男性などいないと思っていたので…

だから…

この年齢まで男性経験もない。


あの…

でも、専務が嫌がるのでは…


あっあぁ…

息子の弘には了解を得ているよ。


佐和子さんとなら一緒になっても良いと言っておる。

どうだろう?


私はパニックになりそうだった。

専務も了承しているなんて…

こんな私と結婚しても良いなんて…


佐和子さん…

私は佐和子さんを本当の娘の様に思っておる。

どうだね…

義理とはいえ…私の娘になってくれんか?


佐和子…

その言葉に…

思わず涙が込み上げてきた。


社長…私、嬉しいです。

宜しくお願い致します。


佐和子は専務と結婚する事を受け入れた。



どんな運命が待ち構えているか…

知る由もない…





そして…

社長の思惑…



専務の打算…





佐和子は知る由もなかった。











続く…














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