嫉妬②
う…ん…柔らかい…プリン…?
ぷりりんぷりりん…
ぷるるんぷるるん…
どぷりりりりん……ん…?
うおおおおおっ…!!
目が覚めた…やべぇ!!
有希の胸を揉んでた…!
直ぐに離したが…気付かれたかな…?
自分から何もしないとか言っておいて、コレはヤバいだろ、でも寝てる間だからカンベンして欲しい…
お願いだから寝ててくれ…
目が合った。
顔が真っ赤で目は潤んでおり、身体はプルプル震えてた。
フライング土下座再び。
「お兄ちゃん…お兄ちゃんのことは好きだから、胸を触られるのはイヤでは無いの。
でもあまりにも突然だったから、ちょっと…というか、かなり恥ずかしかった。」
「何もしないとか言っておきながら、誠に返す言葉もございません。
しかしながら、寝ていて記憶にございません…。
平に…平に御容赦を…!」
「お兄ちゃんの焦り具合からワザとでは無いのは解ってるんだけど…
毎回あんな激しく揉まれると困っちゃうな…。」
有希はイタズラ顔だ。俺は
「…じゃあ、今後は添い寝は無しで…」
と申し向けると、今度は有希が残念顔で寂しそうにしていたので、俺は2択を迫った。
「ゴメンネ、どっちか選んで。
添い寝無しか、寝相が悪くて触られても許すか…。」
「…添い寝…する方で…。」
「うん、よろしくお願いします。」
俺がニヘラッと笑うと、有希がまたもやイジワル顔で、
「触られる前提みたいでなんかなー。」
と俺の顔を覗き込んだ。
「…俺が約束を破るなんて…
本当にワザとじゃ無いんだよ、ゴメン…。
やっぱり添い寝は無しで…。」
俺の悲しそうな顔を見て有希はハッとした顔になり、
「ごめんなさい、昨日お兄ちゃんが真由ちゃんと連絡先の交換をしてたから嫉妬しちゃってたの…。
ちょっとお兄ちゃんをいじめ過ぎちゃった…。
お兄ちゃんごめんね、大好きだよ。」
有希は俺に、ギューッと抱き付いて来た。
「有希が前に俺に言ってくれたよな、ずーっと一緒だよ、って。
俺もまたあの時と同じ答えを返すよ、有希さえ側に居てくれるのなら、他には何も要らない。
俺が好きなのは、有希だけだよ。」
俺達は少しイチャイチャした後でまた大浴場に風呂に入りに行った。
その後朝食バイキングの時間になり、昨日の夕食バイキングと同じ広間に行く。
そこには見知った顔がいた。
どうやら朝食は同じ場所らしい。
俺達はオネェ様と同じ席に着く。
「あら、おはよう。
今日は何処に行くの?」
「オネェ様方、おはようございます。
今日は堂ヶ島の遊覧船と恋人岬、土肥金山に行こうかと。」
「アラ、また行く所が一緒ね…
ウチらも天窓洞に行くのよ、良かったらまたエキストラ演る?」
「時間が合えば、かな。
遊覧船に乗る時間までなら。」
まぁ実際はホテルでゆっくりした後遊覧船に乗り、昼御飯を堂ヶ島周辺で食べる予定だったので、午前中はまるまるエキストラやってもいいんだが、有希次第だな。




