嫉妬①
結局、10曲くらい歌わされた…。
その後オネェ様と前田さんと連絡先を交換してたら高坂さんも加わって来た。
「えっ、ちょっ、キミは女優さんでしょ?
連絡先の交換なんてマズいんじゃないの?
俺と交換しても、なんも面白い事無いよ?」
「何を言ってるんですか、充分面白いでしょ!
私、真之さんのファンになっちゃいました。
またライブ開催する時に呼んでくださいね。」
「えぇ……ライブなんてやらないと思うよ?」
「もしドラマ化して曲が流れたら、きっとそんな事言ってられなくなるかもですよっ。
別にカラオケでもいいですし。
何かあったら芸能界の事なら相談に乗れるかもしれませんので。
ねっ?」
「…そうだな、よろしくお願いします。」
俺が連絡先の交換をしようとスマホをいじっていると有希が、
「良かったね、お兄ちゃん…
綺麗な女優さんと連絡先交換出来て。」
有希は顔は笑っていたが、ゴゴゴゴゴゴ…と音が聞こえてきそうな程のスゴい迫力だった。
有希を怒らすとこの音が聞こえて来るという錯覚が生じるのかもしれない。
俺は若干ビビりながらも今後の事があるので連絡先を交換させてもらった。
有希と部屋に戻ると畳部屋には2組の布団がピッタリと寄り添う様に敷いてあった。
なんか意識しちゃうな…。
折角の温泉なので、それぞれ浴衣に着替えるとまた2人で大浴場に入りに行った。
歯磨きをしたので後は寝るだけなんだが…
やはり緊張するな、いつかはこの緊張も無くなるのだろうか…。
俺は掛け布団を跳ね除けて布団でゴロゴロしていると、有希も布団にコロンと寝転がった。
「…お兄ちゃん、また腕枕してもらってもいい?」
「あぁ、いいよ、おいで。」
俺は左腕を出した。
ポジション的に有希には左側に居て欲しい。
左利きだからなのかな?
よく解らんが人によってもそういうのに違いがあるよな、例えば両掌を組んでどちらの親指が上になるか、とか。
俺は掌を組んだ時、右手の親指が左手の親指の上に来ないと気持ち悪い。
有希の頭が俺の二の腕に乗っかると必然的に身体も密着するワケで。
折角彼女が出来たのに、ちょっと色々ガマンしないといけない部分も出て来るが、この子は家庭内が今まで大変で甘える事も出来なかったと思うから、俺が思う存分甘えさせてやりたい。
俺は有希の頭を撫でていると有希は目を閉じながら、
「お兄ちゃんに頭撫でられるの、好き。」
と言ったので、俺は
「可愛いなぁ…。」
と有希の耳元で囁きながら有希のホッペにキスをした。
すると有希は耳まで赤くしながら上半身を起こし、
「お返し。」
と俺の口にキスをした。
俺達は布団の上で横になりながら抱き合っていたら、俺のセンターポールがおっきしてしまった。
有希にバレない様に腰を引いていたが、有希にコツンと当たってしまう。
「…お兄ちゃん、コレって…」
「男の子の生理現象です、お気になさらず。
ささ、お休みくださいませ、お嬢様。」
「お兄ちゃん、急にどうしちゃったの?
それって、おちん…「」アーッ!それ以上言わなくていいからっ!
ねっ、もう寝ますよ?
おやすみー。グゥー。」
俺は寝たフリをしたが、有希はモゾモゾと動いている様だ…
そして俺のポールに何かが当たった。
…手だ!
「あっ!ダメだって!」
「お兄ちゃん…男の人って、こんなになっちゃうんだね…。」
「…そうだね、興奮するとこうなっちゃうんだ、そのうち元に戻るから。
今後もこうなっても放っておいてね。
当たっちゃったらごめん。」
「それって、私のせい?」
「せいっていうか…
有希が魅力的だから、かな…。」
「魅力的…なんだ…。」
「うん、俺は少なくとも有希が高校を卒業するまでは何もしないって決めてるし、有希がしたいって言わない限り襲ったりしないつもりだけど…
もし《《コレ》》が大きくなってるのに気付いても、それ以上はあまり触れないで。
じゃないと、有希をガオー!って襲いたくなっちゃうかも。」
「…うん、ごめんね、ありがとう。
私も大学の推薦か試験の結果が出るまでは落ち着かないから、それから…その、お兄ちゃんと色々…考えたい…です。」
「うん。じゃあ、改めて。
おやすみ。」
「おやすみなさい。」
今日は海で沢山身体を動かしたせいか、撮影や飲み会など色々とあったからか、興奮が収まってから寝落ちするのは早かった。




