表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/136

アルバム

 「…へぇー、警察学校の卒業アルバムもあるんだ、制服似合うね。

 うわー、今より痩せてる!」


 「うん、大分痩せた。柔道や逮捕術やって、1日に20キロメートル以上走った日もあるからね。」


 「今は元に戻った感じ?」


 「そうだね、警察学校卒業したら警察署には柔道と剣道の先生が1人ずついるんだけど、柔道の先生に太れって言われちゃって。」


 「えー、何で?」


 「警察の柔道はね、署課隊っていう所属対抗の団体戦の試合があって、その試合は体重制限が無いんだ。

 試合に出すならやっぱり体重が重い方が有利だからって理由で。

 前に骨折した話はしたっけ?」


 「うん、箱根神社に行った時に聞いた。」


 「骨折した理由はそれ。

 大会前の練習中だったんだ。  

 他にも脱臼とか靭帯損傷とか、頭を打って記憶が無くなった時もあったな。」


 「えーっ、大丈夫だったの!?」


 「まぁその日の記憶が一部無くなったけど、大丈夫だった。

 頭を打ってから同じ事20回くらい言ってたらしくて、脳神経外科に連れて行かれたけど。 

 その時病院の先生に、

 『昨日の晩御飯は何ですか?』

って聞かれて、思い出そうとしても思い出せなかった(笑)」


 「怖っ!

 いやいやお兄ちゃん、笑い事じゃないし。」


 「まぁ警察ってそんな感じだから。」


 「そんな感じってどんな感じw」


 「…この写真…

 お兄ちゃん背中に名前の書いた布着けてピストル?

撃ってるね。」


 「あぁ、拳銃の大会もあるんだよ、それにも出てた。

 前に利き目の話をしたでしょ、拳銃の照準を合わせるのは利き目でやるんだよ。」


 「あー、言ってたね、そういえば。

 お兄ちゃん何でも出来るんだね、スゴい!」


 「拳銃はね、メンタルが弱いと当たらないんだ。

 大会で勝たなきゃ、と思うとプレッシャーで手が震えてくるんだよ。

 手が震えると手元から発射された弾が的から大きく外れるんだ。

 前の大会で2発も的から外してしまってね。

 だからもう選手としては多分呼ばれないかな。」


 「そうなんだ、残念だね…。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ