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学園祭④

 別棟の1階にある調理実習室に迷いながら行くと、生徒達が忙しそうに出入りしている。

 俺は開放してあるドアから中を覗くと、いくつかの集団が料理を作っていた。

 どうやら有希のクラスのカレーだけでは無く、他のクラスの食べ物もいくつかはここで作っている様だ。

 有希は俺が探しやすい様に、今日も体育祭と同じく白いシュシュをしてくれているので、すぐに見つかった。


 「有希。」


 俺が声を掛けると有希を含む何人かがコチラを向いたが、有希以外は全員、『誰やコイツ』という感じでアタマにハテナマークが浮かんでいた。


 制服の上から白いフリル付きのエプロンをしている有希が廊下に出て来て俺に微笑みかけてくれる。

 

 「お兄ちゃん、こっちまで来てくれたんだ、ありがと。

 なんかカレーが凄い売れ行きでね、すぐ作らないといけなくなったの。

 だから暫く暇を潰しててくれる?」


 「まぁ仕方ないな、時間が出来たら連絡してくれ。

 それとそのエプロンはクラスの皆とお揃いなのか?

 似合ってるよ、可愛い。」


 「うん、ありがと…。

 また後でね。」


 有希がデレながら名残惜しそうに手を振って調理実習室に戻って行くと、手を振り返していた俺は暇になったのでパンフレットを熟読する。


 ……ん〜?

 ひかりのクラスの出し物が……

 まさかアイツ…何か考えてるのか…?

 俺もまぜてもらわないと。

 

 SNSにて

 

 遠『ひかり、パンフレット見たぞ、何かたくらんでいるな。』


 二『企んでます。

 殿、ひとつお願いが。』


 遠『何なりと申してみよ。』


 二『確実に二人になる時間を教えてください。』


 遠『…なるほど、やってくれるか。』


 二『場所はコチラで指定します、殿は学校内は詳しくありませんよね?』

 

 遠『あぁ、知らんな。

 場所は任せる。

 後は何かする事はあるか?』


 二『後はですね、最後に……………………………。』


 遠『…了解した。

 良きに計らえ。』


 二『ははーっ、うけたまわりー。』


 ひかりめ、やりおるわ!

 褒めて遣わすぞ。

 成功したら、何か褒美でも用意してやろう。

 

 

 さーて、本当に独りになった、どうするか…

 独りでブサイクが女子校内を歩き回るのって、どうなの…

 キモくない?と思っていたら、SNSの着信音が鳴った。


 えーっと…えっ?高坂さん?


 高『来ちゃった♡』


 何故ハートなの?


 遠『えっ?何処に?』


 高 『小鳥遊祭』と書かれた看板が貼られている校門をバックに帽子を被り、黒縁メガネをした高坂さんがピースしながら自撮りした写真



 「は…はぁーーーっ!?」




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