学園祭③
入門後、校内の敷地には様々な屋台形式の食べ物屋が並んでいて、生徒達が大きな声で客に呼び掛けており、活気がある。
どこのクラスにも元気な女の子はいるんだな…
アレ?女の子の声しかしないな…って、そういえばこの学校は女の子しかおらんかった(笑)。
女の子しかいない学校にも少し慣れた気がする、何度も来てるしな。
俺は有希から貰ったパンフレットを見ながら、どんな出し物があるか確認する。
ラーメン、うどん、そば、焼きそば、唐揚げ、フライドポテト、ホットドッグ、フランクフルト、たこ焼き、コロッケ、綿あめ、チョコバナナ、クレープ、チュロス、ポップコーン等様々な種類があり、中庭や校庭以外にも教室を利用したカフェ形式で、ピザ、タコライス、フレンチトースト、ワッフル、タルト、アイスクリーム、パフェ、ケーキ、ドーナツ、プリン、杏仁豆腐等を提供するクラスもある。
ソフトドリンク類も、タピオカ、コーヒー、紅茶、カフェオレや、シェイク、スムージー、抹茶ミルク等、様々なメニューが多数のクラスで用意されている様だ。
充実しているのは食べ物ばかりでは無い。
縁日と題して生徒の子が浴衣を着て接客し、射的、輪投げ、スーパーボール・ヨーヨーすくいといったミニゲームをしてくれるクラスや、生徒の子がモグラ役になってモグラたたきをするクラス、9つの的目掛けてボールを投げるストラックアウト等をするクラスもある。
他には、「学校で難事件が発生した、事件解決に協力してくれ!」といったストーリー仕立てで、プレーヤーが教室から飛び出し学校中に用意された問題を制限時間内に解き事件を解決する体験型のイベントや、視聴覚室の様な2クラス分の広さのあるスペースでやるお化け屋敷、バルーンアート体験教室等もあるみたいだ。
更に体育館ではクラス合唱をしたり、大人数によるダンスがあったり、「ロミ男とジュリエッ子」という創作演劇があったり、自主制作映画を上映するクラスや軽音楽部、吹奏楽部の演奏もあったりと、とにかく盛り沢山だ。
イヤ、マジでどれも美味しそうだし楽しそうだが、先ずは有希のカレーを出しているクラスに様子を見に行ってみよう。
この学校の校舎は1年が3階、2年が2階、3年が1階にクラスがある様だ。
来客用のスリッパに履き替え、俺はA組を探す…てか、片山家のカレーの匂いと行列が…行列ぅー!?
ウソだろ、まだ開門して大して時間が経ってないのに、既に廊下に50人くらい並んでる…
有希ファンクラブ、どんだけ!?
俺は列には並ばずクラスの出入口で机を出して食券を売っている女の子に声を掛ける。
「忙しいところゴメンね、片山の親戚なんだけど、有希は居るかな?」
俺は『3年A組片山有希保護者』と記入されている、有希から借りたネックストラップ付きの通行証を見せながら質問したところ、女の子は
「片山さんなら今は調理実習室かな、カレー作ってると思いますよ。」
と答えたのでお礼を言って調理実習室へ向かった。




