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学校へ

 次の日の朝、ご飯の用意を彼女がしている間、リビングでババァがニヤニヤしながら俺に話し掛けてきた。


 「夕べはお楽しみでしたね。」


 「あんた、そんな知識どっから仕入れて来るんだよ!

 …その様子だと、昨日の会話を聞いてたな。」


 「そりゃあ、可愛い孫が襲われないか心配じゃからのぅ…。」


 「俺ってそんなに信用ないのねっ…!」


 俺がガックリしているとババァが、


 「あの子は両親の事を自分から話しておったな。

 …ワシも見る目が無かった、あんな男と娘を結婚させてしまって…

 長い間、娘が暴力を受けている事に気付いてやれなかったワシも悪いが、娘もまさか孫を捨てて独りで逃げるとは…

 ワシは子供の育て方も間違えてしまったどうしようもない親じゃ…。

 しかしそれでもワシは孫を捨てた娘を許せなかった…。

 …じゃから、勘当したんじゃ…。

 風の噂じゃ、それから娘はまた男を見つけて、その男と子供を設けて幸せに暮らしている様じゃ。

 …一番可哀想なのは、有希じゃ…!

 あの子だけは、あの可愛いワシの孫娘だけは、ワシが責任を持って育てる!

 そう決心して、あの子を引き取った。

 そん時はもう爺さんも病で死んでおってな…

 老後にゆっくり暮らそうと定年後にこの家を建てたんじゃが、建ててすぐにガンが発覚してな…」


 「それは…大変でした…。」


 「じゃから、今日は頼むぞ、遠山の。

 あの子の居場所はワシらが守るんじゃ。」

 

 「承知。」


 その後朝食を頂いてから、いつ何処で暴行を受けた等の文書記録や、どこに何が録音・録画してあるのか等、細かい事を打ち合わせし、パソコンを借りて学校用とイジメっ子の自宅に送る用の内容証明を作った。


 そして婆さんの軽自動車で学校へ出発した。


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