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2月4日の冒険者たち☆彡

作者: 破魔 七歌 
掲載日:2022/02/04




天が孤独を求めたように

今もこうして…ここにいる

この世界の始まりは

ただ何も無い淋しさ

すべてを呑み込んでしまった世界…が、今を物語る。


現実リアルの2月。

今は忘れ去られた夏の夜の景色

反対側の冬の季節にいる僕からは眩しくて

まるで、忘れられたよう…

灰色にしか見えない


時のイタズラ?

なぜこんな魂の形に?

過去とも未来とも違う異次元なる異世界リアル

問いただしても、創造神とやらは、答えない。

姿、隠して

まるで、僕が、乗り越えられること望んでいるようだ…


何も無い場所からつながって…

生まれて来た細胞プロトタイプ

進化の途中…

始まりは、何だったのか…

神の手より創られし

裸のアダムとイヴ

一糸まとわぬ

連綿と続く…ひとつながり


僕という魂の炎…灯火は、虚ろで

旧約聖書の世界…消え入りそうなほど

不確かで…

不鮮明なはずの心の暗闇に

押し込められ閉じこめられた深淵

暴れ回るソドムとゴモラ

ラーマヤーナの天の炎…

穿うがち抜き地の底まで穴を開ける

落雷の閃光

痛みだけは、鮮烈で。


ひとつしか持っていない…いや、ひとつとして持っていないのだろうか?

僕は、誰かの心へと入る鍵を見つけられないまま

暗闇で、いつまでも、探し続ける…

地下迷宮ダンジョン第一層ファーストフロア

始まりの部屋。

入り口付近から始まる暗闇のすぐそばで

弱々しく灯した明かり…手にした松明たいまつは、頼り無くて

いつまで、もつか分からない

不安な気持ち。

非常用の灯火ランタンが、僕の魂とでも言うのなら…

震えるもう一方の手で

短剣ダガーを握りしめる


魔法の鍵を夢見て

誰彼ともなく…心の闇へと、入り込む

目を虚ろにする

亡者アンデッドたち

彷徨さまよいながら

最下層へと続くいくつもの部屋

階段のすぐそばの闇も照らす…光…にも、なりたくて

誰かに打ち明ける独り言。

誰もいないのに、ひとり地下迷宮ダンジョン

同じ場所をグルグルと回る。

昇っているのか降りているのか

終わらない迷宮ココロノナカ

暗闇の石段を灯し続ける僕ひとり。


かつていた錬金術師の時代。

さかのぼる壁面に掘り込まれた暗号の文字

暗くてよく見えない…

解読は不明。

かつてここにあった文明ダレカ碑文メッセージ

手探りの感触は冷たくて

重く

沈黙の冒険者たちの背中を浸食する

壁につたい落ちる地下水の音…

地底湖は鍾乳洞…

最深部。

最下層へと辿り着く


光輝く…水の属性エレメント巨大魔石クリスタル

その中に眠る

守護神ガーディアン魔水竜リヴァイアサン

今の力じゃ、どう足掻いても勝てない僕自身は、孤独ソロ

転職ジョブチェンジしたての召喚士サモナーで…

いくつもの経験値エクスペリエンスが足りなくて…。


誰に言われるともなく目を閉じて…

無意識に心の中に描く魔方陣ペンデュラム

言葉にさえ出来ずに無詠唱サイレンス

気がつけば…

ほら…

いつのまにか、背後せなかに集まって来ている光。

ここに召喚サモンされたいつも君を見ていた仲間たち。


さあ…

今から始まる心の冒険ファンタジー

そんな気には、とてもなれなくて…

だけど…

力強く、惹かれる君の手のひらに

僕の手が、握りしめられる。

今、この時…。



最下層を目指す最古の世界…。

地下迷宮ダンジョンの奥深く…

魔法の鍵を求める

サイコ深層デプス



君を勇者ヒーローにして

始まる物語。

今も…そう。

もう、始まっている…。

これからも、

ここに、帰ってくること

地上の光を目指して…生還すること

ひとりじゃない。

君とともに…

行くよ。

ひとりじゃない…



君に握りしめられた手

汗ばむくらい熱くって…

何かが、伝わって

男らしさとか…そういうのじゃないけれど

しっかりしなきゃって…

僕は、君を想うんだ

君を守るため

勇者ヒーローな君を。


今はまだ…真っ暗な地下世界。

地底湖の遥か先に…

広がる世界…目指して

君と僕との灯火ランタン

僕と君との魂…。

震える手で君と握りしめる。











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― 新着の感想 ―
[良い点] 読んでて、 なんとなく朝焼さんとのBLを想像してたら、マジで朝焼さんへの返詩だった(笑) 素敵な詩をありがとうございます!
2022/02/05 20:34 退会済み
管理
[良い点] いいですね~。まるで、冒険しているような感覚、気分になるような詩ですね(´▽`) 冒険したいですね~…色んな意味で。 素敵な作品をありがとうございました!
[一言] 心へと深くもぐる、迷宮探索の第一歩を感じさせられたような印象です。 潜りゆきつつ得るもの 仲間と共に歩む道のり いろいろなことを想像させられます。 うん、良かった♪ これを冒頭、オー…
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