たくさんの想いを、、、!
僕はたくさんの想いを背負っているんだ、、、!
僕のお父さんの想いやお母さんの想い、弟や妹の想いも全部!
僕が10歳の時に、家が火事になった!
たまたまなのか、、、?
僕だけその日は、友達の義樹クンのところに泊りに行っていたからだ、、、!
家が火事になったと聞いて僕は、咄嗟に友達の義樹クンの家を飛び出して
素足で走って家のところまで来ると、、、?
既に人だかりが出来ていた、、、!
警察や消防車が来て、火を消していたけど、、、?
僕の目の前で、それでも火は炎となり僕の家を燃えつくして、、、!
*
その後、、、。
燃えつきた家の中から、遺体が4体出たと聞いた!
お父さんとお母さん、弟と妹だった、、、!
僕はこの日から、、、火を見るのが怖くなった、、、!
僕は一人になって、父方の祖父母に育てられる。
『ねえ、おじいちゃん?』
『なんだ、紫苑?』
『・・・どうして? 僕のお家は火事になったのかな、、、?』
『警察が調べた結果、火の始末ができていなかったと聞いたがな、、、!』
『・・・・・・』
『紫苑! もう、あの事は忘れるんだ!!!』
『・・・分かってるよ! おじいちゃん!』
『・・・あぁ、それならいい!』
『・・・・・・』
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おじいちゃんもおばあちゃんも僕の事を分かってくれている、、、!
僕も、本当はそうしたいのだけど、、、?
忘れられないんだ!
あの時、僕の眼に焼き付いてしまった! あの光景が、、、!?
僕の目の前で、みるみるうちに家が焼かれていくのが、、、!
僕のお父さんは凄く家族思いで、休みの日はみんなでお父さんの運転で
何処かに行く事が多かったんだよ!
特にお父さんとは、僕は仲が良かったんだ!
僕は、この家の長男でもあったから、、、。
お父さんがよく僕に言う言葉があったんだ、、、!
『紫苑! もしも? 俺に何かあったら? お前が家族を支えろ!
俺の息子だから、絶対に出来るよな!』
『・・・どうして? そんな事を言うの、、、?』
『もしもの話だよ! 心配するな紫苑!』
『うん!』
お母さんはとっても優しいお母さんで、でも怒ると少し怖いかったんだよ!
でも僕は、そんなお母さんが大好きだったな~!
弟は怖がりで、オバケとか暗いところが怖い男の子だったよ。
妹は、おままごとが大好きな女の子でね! 僕も時間がある時は
妹に付き合っていたな~!
僕は、そんな家族が大好きだった、、、!
今でも変わらず大好きだ!
おじいちゃんもおばあちゃんも大好きだけど、、、?
やっぱり僕は、家族が大好きなんだ、、、!!!
僕は、そんな家族の想いを背負って、いま! 生きて行こうと思う、、、!
『だって! 僕は生きているんだから、、、!』
最後までお読みいただきありがとうございます。