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たくさんの想いを、、、!

作者: 七瀬



僕はたくさんの想いを背負っているんだ、、、!

僕のお父さんの想いやお母さんの想い、弟や妹の想いも全部!




僕が10歳の時に、家が火事になった!


たまたまなのか、、、?

僕だけその日は、友達の義樹クンのところに泊りに行っていたからだ、、、!



家が火事になったと聞いて僕は、咄嗟に友達の義樹クンの家を飛び出して

素足で走って家のところまで来ると、、、?

既に人だかりが出来ていた、、、!



警察や消防車が来て、火を消していたけど、、、?

僕の目の前で、それでも火は炎となり僕の家を燃えつくして、、、!





その後、、、。

燃えつきた家の中から、遺体が4体出たと聞いた!

お父さんとお母さん、弟と妹だった、、、!


僕はこの日から、、、火を見るのが怖くなった、、、!

僕は一人になって、父方の祖父母に育てられる。


『ねえ、おじいちゃん?』

『なんだ、紫苑?』

『・・・どうして? 僕のお家は火事になったのかな、、、?』

『警察が調べた結果、火の始末ができていなかったと聞いたがな、、、!』

『・・・・・・』

『紫苑! もう、あの事は忘れるんだ!!!』

『・・・分かってるよ! おじいちゃん!』

『・・・あぁ、それならいい!』

『・・・・・・』



おじいちゃんもおばあちゃんも僕の事を分かってくれている、、、!


僕も、本当はそうしたいのだけど、、、?

忘れられないんだ!


あの時、僕の眼に焼き付いてしまった! あの光景が、、、!?

僕の目の前で、みるみるうちに家が焼かれていくのが、、、!


僕のお父さんは凄く家族思いで、休みの日はみんなでお父さんの運転で

何処かに行く事が多かったんだよ!


特にお父さんとは、僕は仲が良かったんだ!

僕は、この家の長男でもあったから、、、。


お父さんがよく僕に言う言葉があったんだ、、、!


『紫苑! もしも? 俺に何かあったら? お前が家族を支えろ!

俺の息子だから、絶対に出来るよな!』

『・・・どうして? そんな事を言うの、、、?』

『もしもの話だよ! 心配するな紫苑!』

『うん!』



お母さんはとっても優しいお母さんで、でも怒ると少し怖いかったんだよ!

でも僕は、そんなお母さんが大好きだったな~!



弟は怖がりで、オバケとか暗いところが怖い男の子だったよ。

妹は、おままごとが大好きな女の子でね! 僕も時間がある時は

妹に付き合っていたな~!



僕は、そんな家族が大好きだった、、、!

今でも変わらず大好きだ!


おじいちゃんもおばあちゃんも大好きだけど、、、?

やっぱり僕は、家族が大好きなんだ、、、!!!



僕は、そんな家族の想いを背負って、いま! 生きて行こうと思う、、、!


『だって! 僕は生きているんだから、、、!』




最後までお読みいただきありがとうございます。

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