第4話 魔王
第4話 魔王
「「おぎゃー、おぎゃー・・・・・・」」
「王妃様、おめでとうございます。元気な男の子と女の子です」
「はぁー、はぁー、よかった。はぁー、無事に生まれてくれて」
「おい!大丈夫か」
「はい、魔王様。王妃様もお子様も元気ですよ。」
「よかった、よかった」
「ねぇあなた、名前付けましょうよ」
「そうだな、名前か〜、お前は何がいい?」
「そうですね、、、男の子はナイト、女の子はメアがいいんじゃないかしら」
「ナイトとメア、、、いいな、よし、その名前で決まりだ!ナイト、メア、いつかは俺の後継だ。しっかり強くなってくれよ」
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5年後
「お母様ー!お父様ー!見ていてくだしゃい!」
「見てみてー!」
「「せーの!」」
『『ファイア!!』』
ボゥフ!部屋の中に2つの火が現れた。
「どうでしたか?お母様、お父様」
「どうどう?」
「、、、お、おう。すごいなもう魔法が使えるのか、お前たちは。」
「は、はい。すごいですね。」
(おい、なんで、あいつらはこんな簡単に魔法が使えてるんだ?っていうか教えたの誰だ?)
(教えたのは私です。ですがここまでとは、、、)
ちなみに生まれてから5歳になるまでは特に何も起きなかった。強いて言うのであれば、お父様が魔王だったということで驚いたことだろう。
「僕たちね、ダンジョン作ってみたーい!」
「作りたーい作りたーい!」
「おうおう、そうかそうか。ダンジョンか、いいぞーできればあと何年か経ってからだと思っていたが、魔法が使えてるんだ、もういいだろう。」
「「やったー!」」
「しかし、あんまり危険な場所に作られても困るから。お父さんとお母さんが場所を決めるからな。」
「「、、はーい」」
「なんだその間は?」
「「べ、別に」」
「まぁいい、明日までに決めといてあげるから、今日はおとなしくしていてな」
「「はーい!」」