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君と世界がマワル時  作者: A1n_06
第二章
29/52

第28話 〇〇の気持ち




〈???〉


「何してるの?早く行くわよ。…もう本当に運動神経悪いんだから」


僕から見た

彼女は、優しかった


「なぁお前。あいつと一緒で大丈夫なのか?」


「大丈夫さ。それに仮に怪我をしてもそれは、彼女と一緒にいることを選択した

僕の責任だ」


「そんな事考えてんのか。変わってんな~

まあ、危なくなる時もあるだろうから気を付けろよ」





「今日は何をしたいの?ゲーム?前から思ってたけどあんたって運動神経悪いわよね?」




僕から見た

彼女は、強かった



「あの子怖いわよね~」


「あの子って?」


「ほら、××家のあの子」


「ああ、あの子ね~固有のせいで万が一が怖いのに、あの性格だものね~

将来は美人になりそうだったのにもったいないわよね~」


「今は、○○君が、いるからマシだけどあの子がいなくなったら

どうなる事か心配なのよね~」


僕から見た

彼女は、可憐だった、美しかった



「おい!××お前は、こっちに来るな。

お前と一緒に遊ぶと死ぬかもしれないって、

お母さん達に死ぬかもしれないから近づいちゃダメって

言われたって奴が、何人かいるんだ。頼むからこっちに来ないでくれ」



ダッ


××ちゃんが走って、どこかに行く

その時僕は、何故か分からないが、××ちゃんを追いかけていた


「何よ!普段、当たりが強かったから惨めな姿を笑いに来たの?

貴方はいいわね!私と違って!


私と違って、高ランクの固有を授かっても、露骨に避けられない。

私と違って、仲の良い友達が多い。

私と違って、周囲に迷惑を掛ける様な固有じゃない。


私は…私だって!いろんな人と、遊んで、楽しく話して、怖がられない

そんな普通の生活がしたかった!


貴方には、全部ある。私には、全部ない。

神様って、不公平よね?そして、人間って強欲よね?

自分に無い物が欲しくなる。


ごめんなさい。変な事言ったよね?

気にしないで」



そう言った彼女の頬に雫が伝う。



僕から見た

彼女は、年相応に寂しがり屋で、独りぼっちな女の子だった



「僕は、君を肯定するよ」



「嘘言わないで!私は、否定されて、醜く生きて行く。そんな運命なのよ!

それなのに、無責任に肯定する。なんて、言わないでよ。

そんな甘い言葉を吐かないでよ。何よ!貴方は、私の事なんて何も知らない癖に!私がどんな思いで日々を生きてるのか知らない癖に!


私が欲しいのは貴方が、今適当に考えた、薄っぺらい言葉なんかじゃない!」



「君がそう思ったとしても、もう一度言うよ。

僕は、何があっても、絶対に君を肯定する。


君の願いを、君の考えを、君の生き方を、すべて尊重するよ」



「何それ…意味分かんない。そこまでして、あなたに何の得があるの?」



「それに対する答えは、いつか、また僕の覚悟が決まった時にでも言うよ」



「?」



そう言って僕は××ちゃんと別れ、家に向かった



(あ~あ、ちょっとカッコ付けすぎたかな?

まあ、あの位の方が記憶に残るだろうし、結果的には良かったのかな?



それじゃあ一先ず、彼女の隣に立つ、

もしくは、守れるだけの強さを手に入れる為に出来る事、しなければならない事、その全てを実行しよう。大丈夫…僕にはあの子を超える固有《力》があるんだ。





さて、覚悟してね。君が言ったように人は強欲なんだ。

僕の初恋を奪ったんだから、今度は僕がのすべてをもらうよ)





僕から見た

彼女は、どこまでも魅力的だった




読者の方が思っているよりモチベ向上になるので、面白いと思ったら

ブクマと☆評価をください。マジでお願いします(強欲)

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