第18話 その頃の外の様子
〈石川宏樹視点〉
音のあった方角へ行くと
小さな、クレーターあった
ここで爆発があったようで、近くにいた生徒が巻き込まれていた
酷い怪我だ。もし俺が行かなくても如何にかなったかも知れないが
あの場面で行かないと言う選択肢はない。
幸い、命に係わるような傷でもないので
あいつらはもう裂け目を出ているだろう、そう思い傷を負っていなかった生徒たちに、一人ずつ傷を負っている生徒をおんぶしてもらい、俺は二人を運んで今回の裂け目の外にある本部に向かった。
そして本部に怪我人を任せ、双葉たちが帰ってきているか確認した
…いない?どこにもいない?なぜだ?
そう思い本部やほかの班を担当していた教師陣に聞いて回った
しかし誰もその生徒たちはまだ帰ってきていないと言った。
その瞬間、何かに巻き込まれたのだと思い、急ぎ
裂け目に入り、その中を探知をした時、それまでの疑念が確信に変わった
まだ裂け目の中にいるはずの双葉たちの反応がない。
それが分かった瞬間、本部に戻り、予定が空いたため、
たまたま来ていた学園長に報告した
バンッ
「学園長!急ぎ相談が」
「石川先生ノックを…それ所じゃ無さそうですね何がありました?」
「本来いるはずの双葉たちの反応が裂け目内にありませんでした。
誘拐された…もしくは、Aランクの固有などを複数組み合わせ反応を隠されている可能性があります」
「誘拐の可能性は低いです。昨日誰も裂け目内の洞窟にいないことを固有と
目視で確認してありますから」
「ならばAランク以上の固有の可能性が高いと言う認識でよろしいですか」
「はい。これから教員に伝えてきます。石川先生、貴方は出来るだけ早く裂け目に入り生徒の捜索をお願いします」
「わかりました。失礼します」
それだけ言って俺は本部を飛び出し裂け目の中に入る
頼むから生徒のいたずらであってくれ。そう思いながら、俺は裂け目内の生徒の捜索を始めた
石川宏樹
固有
・探知A
・粉砕A
石川先生は音のした場所まで300メートルほどあり全力で走って
二十秒ほどで着いていますが、石川先生が音のした現場に到着するのがあと一分ほど遅れたら、
近くで爆発が起き、混乱した生徒が自分たちだけで本部に帰ろうとし、巻き込まれた生徒はゴブリンなどのモンスターに襲われるも身動きが取れず、反撃もできない為そのまま殺される事になっていました
石川先生が裂け目に入ってから「探知」を使ったのは裂け目と現実世界では
座標が違う為、裂け目に入っていないと探知しても意味がないからです。
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