第13話 入学
侵攻歴三十四年四月六日
入学試験から1か月
今日が入学式だ
あの後、三月十日に合格発表がされた、しっかり合格していたので安心した。
僕は、魔術科(正確には魔術戦闘科)の首席で、学年だと次席だった。
今年の学年首席は、特殊科の人だったらしい。
入学式が始まったやっぱり、こっちの世界でも、校長先生の話は長い
この学園はお爺ちゃんが建てた物らしいが、PTA会長がお父さんだったのは驚いた
お父さんと中等部の生徒会長の話が終わった。
そして学年首席の番になった
「桜が舞い、春の温かさを感じる今日この頃、私たち新入生240名は無事に入学式を迎えることができました。
本日は、このような卒業式を行っていただきありがとうございます。
今日から私たちは、私立四条固有学園の新入生になりました。
これから始まる中等部の生活に対する期待と、興奮を胸に抱きながら、
今日この日を迎えました
思い返すと、私たちの大半が不便な思いをしていたと考えます
この学園に合格する人の大半が何らかのBランク以上の固有を持っている。
もしくは複数の固有を持っていると思います。
持て囃される事はあっても、理解されることは少なく、時には誘拐されそうになったり、Sランクだった為にオンライン授業に移行するしか選択肢がないなどの様々なことがありました。
そんな私たちも今日こうして制服を着て登校することができました。
これまでとは違い、裂け目の探索のための訓練なども増えると思いますが
私たちは、それも楽しみに思っています
私たち新入生は右も左も分からない状態です。先生方、上級生の皆様方、
温かく見守っていただきますようよろしくお願いします
侵攻歴三十四年四月七日、新入生代表、一之瀬双葉」
首席の挨拶が終わった中学校の挨拶と考えたら大分いいものだと思う
入学式が終わった各クラスに分かれ教室へ向かった
この学園ではSとAのみ二十四人、B~Gは三十二人になっている
さて自己紹介でどんなことを言おうかな
一之瀬双葉
固有
・高速再生A
・精神安定C
・IF65%
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