環境大臣
「戦争」のGネームを持つ少年と戦った平和大臣は胸に1発の銃弾を喰らった。
保健室までミカを運んだ、破壊大臣は呟いた
「しかし、本当ならもっと重症だったはすだ⋯
ミカも成長したな⋯あの、Gネームに対抗できるようになるとは」
隣に居た、ヒロは破壊大臣に聞いた
「あの、少年がずっと言っていた、国王の悪事ってなんの事な――」
その言葉を聞いた破壊大臣は、ヒロの口を塞いだ
「絶対にそのことを口にするな⋯!!お前はこのまま帰るんだ」
そうして、なぜか何もその事には触れられないまま帰らされた
兎も角、国王を守ることが出来た。それだけで充分だ。
それより、今はリトの行方が気になるな⋯なんで、戦争の少年と一緒に居なかったのかな⋯?
「少年が居なくなった今。リトは1人のはずだ
今なら戻ってきてくれるかもしれない!ネルの所へ行こう!」
そして、ヒロはネスの所へ行った。
「すみませーん!ネルは居ませんかー?」
その声に奥からネスが出てきた
「おぉ、あいつなら中庭で修行をしているぞ。
見ていくか?」
ヒロはその言葉にワクワクした。
ケイを倒すほどの力があったのに、これ以上強くなっているネルの姿を想像をした。そうして、中庭に着くとネルがいた
すると、ネルは何かと戦っていた――
「おーい!ネルー!もう実践をしてるなんて偉いじゃないか!」
その声にネルは叫んだ
「おいヒロ!誰だよ、こいつ!!隣の中庭から吹っ飛んできやがった!」
ヒロはネルの相手を見た。どこか見覚えのある姿だった⋯
「あ!そいつは、戦争の少年!!なんでこんなとこに!!」
それは、先程まで戦っていた戦争の少年だった
しかし、何か様子がおかしい⋯何処と無く小さいし銃も使おうとしない。
「お前ら!!俺に何したんだよ!!なんか、突然吹き飛ばされて、その反動で武器が出ないぞ!」
その言葉に呆気にとられてしまった。
あの、平和大臣を倒したとは思えないほど、可愛くなっていたのだ。
すると、ヒロがいる中庭の入口から男が入ってきた
環境大臣だ。
「そりゃあ。名力の使いすぎだな」
初めて聞く単語に、誰も分からなかった
「め、名力?なんだそれ?」
環境大臣は驚いた顔でヒロを見た
「お、お前ら分かんねぇのか?」
ヒロは環境大臣の顔を表情を変えずに見た
「だって、リトに教えてもらってないもん、そんな事。」
環境大臣はおでこに手を当てた。そして、面倒くさそうに説明を始めた
「名力ってのはな。Sネームの能力を使う時に使うパワーの事だ
ヒロは持ってねぇから分かんねぇのは当然だが、お前らは知ってるはずだろ?」
その言葉に、戦争大臣とネルは顔を見合せたが、ポカンとしている
「はぁ、ようするに、名力を使いまくって、限界が来たら
もうそれ以上は使えねぇってことだ」
少年はそれを聞き、泣いてしまった
「嘘だろぉおお⋯じゃあ、俺もう一生使えねぇのかよ、!」
「そんなことは言ってねぇよ!時間が経ちゃあまた仕えるようになるさ。まぁ、お前はまだ、自分の力をわかってないってことだ」
と、少年を煽るように言った。
少年はその言葉に怒ったのか、睨みながら言った
「そんな訳ねぇよ!だって、あの時もお前のことを倒せていたゾ!」
環境大臣は笑いながら、少年に言った
「あのなぁ、あの時俺が本気を出してるわけねぇだろ?」
「嘘つくな!!じゃあなんで俺を倒さなかったんだよ!」
環境大臣は少し考えた後、部が悪そうに言った
「お前が俺と似てたからだよ。」
「はぁ?」
「俺が子供の頃、まだ俺はGネームを持っていることを知らなかった。その時、俺は能力で両親を殺してしまったんだ。」
少年は静かに見ていた
「お前も、Gネームの力で人を殺したんだろ?
なんか、そんなお前を見て、失礼かもしれないけど
自分の姿が見えたんだ。だから、俺はお前の事は守ってやりたいと思ってな、だから、あの日、お前を捕まえなかったんだよ。」
少年は環境大臣に近づいた
「お、お前も同じ過去があったんだな⋯
なんか、俺は勘違いしてたみたいだよ。
俺も父親と母親が死んでるんだ⋯うん、なるほどな。」
少年はそう言いヒロ達に背中を向けた。そしてこう言った
「なんか、色々迷惑かけたなっ、
俺はこれで、帰るよ。お前たちの国王の事は悪かったな、」
そのまま帰ろうとする、少年の背中を見て環境大臣は声を掛けた
「おいっ、お前も名防省に来ねぇか?」
少年は立ち止まった。しかし、目線は前を向いたままだ
「俺とお前(少年)は似てる。
俺も破壊大臣に、助けられた。お前も家族になる気は無いか?」
少年は立ち止まったままだ。
しかし、また歩き出した。その後ろ姿は少年とは思えないほど悲しかった。




