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神の名を求めて  作者: ササン木
神界編
44/55

環境大臣




「戦争」のGネームを持つ少年と戦った平和大臣(ミカ)は胸に1発の銃弾を喰らった。


保健室までミカを運んだ、破壊大臣は呟いた

「しかし、本当ならもっと重症だったはすだ⋯

ミカも成長したな⋯あの、Gネームに対抗できるようになるとは」


隣に居た、ヒロは破壊大臣に聞いた

「あの、少年がずっと言っていた、国王の悪事ってなんの事な――」

その言葉を聞いた破壊大臣は、ヒロの口を塞いだ

()()()()()()()()()()()()()⋯!!お前はこのまま帰るんだ」


そうして、なぜか何もその事には触れられないまま帰らされた

兎も角、国王を守ることが出来た。それだけで充分だ。

それより、今はリトの行方が気になるな⋯なんで、戦争の少年と一緒に居なかったのかな⋯?

「少年が居なくなった今。リトは1人のはずだ

今なら戻ってきてくれるかもしれない!ネルの所へ行こう!」


そして、ヒロはネスの所へ行った。

「すみませーん!ネルは居ませんかー?」

その声に奥からネスが出てきた

「おぉ、あいつなら中庭で修行をしているぞ。

見ていくか?」

ヒロはその言葉にワクワクした。

ケイを倒すほどの力があったのに、これ以上強くなっているネルの姿を想像をした。そうして、中庭に着くとネルがいた

すると、ネルは何かと戦っていた――

「おーい!ネルー!もう実践をしてるなんて偉いじゃないか!」


その声にネルは叫んだ

「おいヒロ!誰だよ、こいつ!!隣の中庭から吹っ飛んできやがった!」

ヒロはネルの相手を見た。どこか見覚えのある姿だった⋯

「あ!そいつは、戦争の少年!!なんでこんなとこに!!」

それは、先程まで戦っていた戦争の少年だった

しかし、何か様子がおかしい⋯何処と無く小さいし銃も使おうとしない。

「お前ら!!俺に何したんだよ!!なんか、突然吹き飛ばされて、その反動で武器が出ないぞ!」

その言葉に呆気にとられてしまった。

あの、平和大臣を倒したとは思えないほど、可愛くなっていたのだ。

すると、ヒロがいる中庭の入口から男が入ってきた

環境大臣だ。

「そりゃあ。()()の使いすぎだな」

初めて聞く単語に、誰も分からなかった

「め、名力?なんだそれ?」

環境大臣は驚いた顔でヒロを見た

「お、お前ら分かんねぇのか?」

ヒロは環境大臣の顔を表情を変えずに見た

「だって、リトに教えてもらってないもん、そんな事。」

環境大臣はおでこに手を当てた。そして、面倒くさそうに説明を始めた

「名力ってのはな。Sネームの能力を使う時に使うパワーの事だ

ヒロは持ってねぇから分かんねぇのは当然だが、お前らは知ってるはずだろ?」

その言葉に、戦争大臣とネルは顔を見合せたが、ポカンとしている

「はぁ、ようするに、名力を使いまくって、限界が来たら

もうそれ以上は使えねぇってことだ」

少年はそれを聞き、泣いてしまった

「嘘だろぉおお⋯じゃあ、俺もう一生使えねぇのかよ、!」


「そんなことは言ってねぇよ!時間が経ちゃあまた仕えるようになるさ。まぁ、お前はまだ、自分の力をわかってないってことだ」

と、少年を煽るように言った。

少年はその言葉に怒ったのか、睨みながら言った

「そんな訳ねぇよ!だって、あの時もお前のことを倒せていたゾ!」

環境大臣は笑いながら、少年に言った

「あのなぁ、あの時俺が本気を出してるわけねぇだろ?」


「嘘つくな!!じゃあなんで俺を倒さなかったんだよ!」

環境大臣は少し考えた後、部が悪そうに言った

「お前が俺と似てたからだよ。」


「はぁ?」


「俺が子供の頃、まだ俺はGネームを持っていることを知らなかった。その時、俺は能力で両親を殺してしまったんだ。」


少年は静かに見ていた


「お前も、Gネームの力で人を殺したんだろ?

なんか、そんなお前を見て、失礼かもしれないけど

自分の姿が見えたんだ。だから、俺はお前の事は守ってやりたいと思ってな、だから、あの日、お前を捕まえなかったんだよ。」


少年は環境大臣に近づいた

「お、お前も同じ過去があったんだな⋯

なんか、俺は勘違いしてたみたいだよ。

俺も父親と母親が死んでるんだ⋯うん、なるほどな。」


少年はそう言いヒロ達に背中を向けた。そしてこう言った

「なんか、色々迷惑かけたなっ、

俺はこれで、帰るよ。お前たちの国王の事は悪かったな、」


そのまま帰ろうとする、少年の背中を見て環境大臣は声を掛けた

「おいっ、お前も名防省に来ねぇか?」


少年は立ち止まった。しかし、目線は前を向いたままだ


「俺とお前(少年)は似てる。

俺も破壊大臣に、助けられた。お前も家族になる気は無いか?」


少年は立ち止まったままだ。

しかし、また歩き出した。その後ろ姿は少年とは思えないほど悲しかった。

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