光る女の子
―もしかしてあなたも神獣が好きなんですか?
そ、その前に聞きたいことがふたつある
まず名前なんて言うんだ?
―そうですね。こんな所に人なんて来ないから興奮しちゃいました、あたしはリトって言います
―なるほどな俺はヒロって言うんだ
―ヒロね。覚えておくわ!あっ、てかさー、、、
と、2人は軽く談笑を始めた
2人が意気投合するのは意外と早かった
―あ!あと聞きたいことがあったんだ
俺がさっきここ来た時光ってる所に行ったらリトがいたんだけど俺の見間違えかリトの手自体が光ってなかったか?
―?あぁ、それはあたしのSネームの力だね
―え、Sネーム?そんなの初めて聞いたなんだそれ
――あんた知らないの??みんな持って生まれるはずよ?
―え?そうなのか?俺は生まれてこの方、そんな変なの使えたことないんだけどな⋯
―え~??そんな人いるわけ??まぁ、嘘はついてないだろうし、教えてあげるわよ。
この世界には本名とは別で二字熟語で出来ているSネーム(second・name)っていうのを持ってる人がいるの。それはランダムで生まれた時についてることがあるの。
俺は最初リトが冗談を言っていると思っていた。生まれてこの方Sネームなんて物は聞いたことがなかった
―うーん、全然わかんないけど
ちなみに、リトのSネームってなんなんだ?
―あたしは光源っていう名前ね
文字通り体を光らせることが出来る
だからさっき手を光らせるのことが出来たのよ
―ほ、ほんとにそんな力があるのか、、
なんか色々聞いて疲れちまったなぁ、
一旦座って考えてみた
あの時おじいちゃんが何者かによって洗脳されていたのはこのSネームが関係しているのだろうか、、
――ていうか、なんでヒロはこんなところにいるの?
そしてヒロは何でこの町に来たのかを説明した
――なるほどね。つまり、家族を殺した犯人を見つけ出すために神様のところへ行こうってことね
――そういうことだな。それで神様に会うための方法を探していたら神獣という言葉が出できたもんでここまできたんだ。
そして1時間ほど経った後、リトと一緒に
神獣について調べ始めた
―――俺は昨日神様について調べていたのだが
―神獣に乗りし騎士。天割り神に会う―
って、書いてあったんだが神様に会うには神獣が大事になってくるのかな?
――たしかにそう考えた方が良さそうね
でも、あたしは人間が神様にあったなんて記録は見た事がないわ。
――たしかになぁー。俺が見た文献があってるかなんてわかんないもんな
と、話していると不意にリトが何かを思い出したようだ
――あ、そうだ!昨日疲れたから、外の空気でも吸おうと思って
レストランに寄ったときに隣に座ってたおじさんたちがしゃべってたんだけどね、、、
そういうとリトは昨日の出来事を再現し始めた
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――お前見たか?あのチラシ
――?チラシなんていっぱいあるだろう
――そりゃそうだけどよ、この村に1年ぐらい前からいるサーカス団のドンって奴がいるだろ?
――?あぁ、あいつらか。余所者の癖に生意気で嫌いなんだよな
――噂によるとドン一味は神獣を見つけたらしい。しかもそいつがサーカスでお披露目だとよ。
――神獣が!?いや、まて。神獣なんて空想の生き物なんじゃねぇのか、?
――俺もそう思ったんだが、どうも噂は本当らしいぜ、、、
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みたいなことを話していたんだよ~。と若干興奮気味に話していた
―――だからドンのサーカスを見に行きましょうよ。来週ぐらいに開催されるっぽいよ。
―――すごい話を聞いたな。でももし俺らがドン一味?ってやつのサーカスに行ったって見れるだけでなにもできなくないか?
―――あたりまえでしょ。見れるだけでもあたしは大満足よー
―――いやいやいや、俺の目的を忘れたのか?
―――どういうこと?神様に会いに行くってやつでしょ?それがどうしたのよ
―――それには神獣が必要なんだよ。つまりどういうことかわかるか?
―――全然わかんないけど、もしかして悪いこと考えてる、?
―――当たり前だこんなチャンスもうないんだぞ!よし一緒に行くぞ
―――あたしは絶対に反対。神獣がかわいそうだしあたしにそんな危険なことするギリはないわよ
―――もし、神獣を獲ることに成功したらリトだって研究が思う存分にできるよ、?
―――まぁ、たしかにね?だったらあたしも参加するけど危険になったらすぐ逃げるからね!!
―――よし!じゃあ決定だな
と、半強制的にリトを参加させたヒロ。
これから、2人の挑戦が始まる!!!
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