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神の名を求めて  作者: ササン木
神界編
38/52

ヒロVSメルヘイヤpart.1



TTTになぜ何時間もいたのに、間に合ったのか?

ネル達がいたのはたったの5分程度だ。ではなぜか?

それはTTTが現実の時間と流れが違うからである。

玄武は時間を遅らせるという能力がある。それを、TTT全体に結界を出し、

TTT自体の時間の進みをゆっくりにしている。



アウローラになったAとヒロが対峙する姿はまるでこの世に生まれた、二人の英雄のような雰囲気であった。

空は二人を境に、ヒロの頭上は明るく、Aの頭上は暗くなっていた。


「お前…この短期間にアウローラにまでなるとは…どうやった!?」

Aは目の前の現実が受け止められないようだった。


「こいつは天才じゃよ…」

と、後から来たジロはヒロを指さしながらAに言った


「やっぱりあんたか…ここに来た時点で少しは察していたが

通りでアウローラになるのが早いと思ったよ…」

アウローラになるためには神獣との深い絆と信頼が必要不可欠だ。


「どうなってるんだ、ここ…俺が来た時とは全く違くなっている…」

ヒロは氷床が浮かぶ海を見渡した。すると、エンがいるのが見えた


「エン!ネルはどこに!?」

エンはヒロの言葉に返事をせずただ下を向き、血だらけの物体を見ていた


「もしかして…それか??」

エンは顔を上げられなかった。そして、ひしゃげるような声で叫んだ。


「ネル君は…!私のために戦ってくれた!!なのに私は…!!守られてばかり…自分のことが情けないよ…!!」

ヒロはその言葉を無視するかのように、二人の元まで飛んでいき、一番近い海岸まで運んだ。


「二度とそんなことを言うんじゃない。」

ヒロはそれだけ言い。Aを見た。


「ヒロ君!!行っちゃだめ、彼は強すぎる!!」

ヒロに触れようとしたが、うまく触れない。それが疲れで腕がうまく動かでないのか。はたまた、アウローラになったヒロに恐れているのか。それは、彼女にもわからない。


ヒロは何も言わず、飛んで行った。


「お前ごときに私を倒せると思うな!!近づけば殺す!!」

Aはヒロに怒鳴った。しかし、そんな声はもうヒロには聞こえていなかった。


「黙れ。」

数百m離れていたはずのヒロは気づけば、Aの真横にいた。


「なっ…!!」

Aは飛んできたヒロに反応できないでいた。

ヒロは顔が変形し、青龍の顔が現れ、光が集まり始めた。


一秒も経ったであろうか。青龍の口から出た、光はAの体を隠すように、一直線に出た。


「やりすぎたかもな…でも、初めでこんなに威力が出るとは…」

ヒロは咳をした


「油断するな!!!」

ジロはヒロに活を入れた


「え?今ので決着はついただろ?」

ジロはそんなヒロを見て、下を向いた。


ヒロの攻撃は確実に当たっていた。しかし、ジロには見えていた。


「えっ――」

ヒロは飛んできたAに殴られてしまった


「お前の一撃。初めてにしては、やるじゃねえか。」

Aは無傷で戻ってきたのだ。


「ど、どうやって…?」

ヒロは目の前で起きたことに動揺が隠せない。

確実にヒロの攻撃は当たっていたはずだ、普通ならば体が吹き飛んでいるはずだ。


「俺の爪はお前ごときの攻撃は防ぐことができるんだよ」

Aはヒロの攻撃を瞬時に爪で体を守っていたのだ。あのスピードに対応できるAはやはり、流石として言いようがない、


「今のを無傷なんてありかよ…」

ヒロは動揺が隠せない。ヒロは力をまだうまく制限できず、一度に大量の体力を使ってしまう


「ヒロ!!ちゃんとせんかい!!」

ジロはヒロの顔を見て察し、活を入れた。


「ジロ…お前の教え子はまだまだだ…初めから俺に倒されておけばいいものを…」


「うるせぇ!!やってやるよ…」

ヒロは目にも止まらぬ速さで、Aの懐に入った。


「ふっ、」

ヒロの攻撃がAに入る

「はっ、」

負けじとAもヒロの腰に拳を入れる


そんな攻防が十数秒続いたが、どちらも実力は拮抗しており

なかなか決定打が出ない。


「少しはやるじゃねぇか。」

とAが言った


「だが、これならどうかな?」

というと、Aは海の中に入った。その瞬間、海水が凍った。それは、周りの岸辺にまで届くほどの範囲だった。


「な、なにが起こった!?」

ヒロが驚いているのも束の間、


「氷塊の鎧だ。」

Aは体中に氷が張り付いていた


「な、なんだそれ?そんなんじゃ動きずらいだろ?」

ヒロはAの姿をあざけわらった


「さて、どうかな?」

Aはそういうと、ヒロに向かってきたが、速さはさっきより少し遅くなった程度か、


「やっぱり遅いじゃねえか!」

ヒロはAの拳を受け止めようとしたが、今までとは違う重い一撃が手に入った


「俺の氷は普通の氷とは違い、質量が重く強度も高い。お前を吹っ飛ばすことも簡単だ」


「くっそ、やっぱりメルヘイヤになったのが早い分、応用技もあるのかよ、」

ヒロはAに比べ、技の数が圧倒的に少ない。そうなると、フィジカル勝負になってしまうが、それでもやはり、白虎には勝てなかった。経験の差というのは、こういうところで出てきてしまうものだ。


「さぁ、蹴りつけようか。この世は力を持っている者が偉いということをお前に教えてやろう。」


「まだだ。何か、何かあいつに有効打になる攻撃方法はないのか…」

ヒロは頭をフル回転させた。その時、青龍が脳に直接話しかけてきた。


「おい!ヒロ!俺に作戦がある。ごにょごにょ…」


「そ、そんなことできるのか?」

と、ヒロが言うと、左手にエネルギーを溜め始めた。


「ふふっ、あはは!!まだその攻撃をしようとしているのか!?さっきので分からんかったか?

あの距離で当てられないというのに、その距離からどうやって当てるというのだ?」

Aはヒロの行動をバカにしていた。しかし、内心では焦っていた。その原因はヒロの左手にある

ヒロが左手に力を溜め始めたのは物の数秒だ。

なのに、半径5mほどのエネルギーの玉が出来ていた。数十m離れているというのに

青いエネルギーがAの皮膚を刺すように帯びていた。

しかも幻覚か何かか、ヒロの左手が青龍の顔のように見え、そこから死の熱息が出ているように見えた


「この量のエネルギー⋯避けられるのか?当たったら致命傷では済まないな⋯」

Aは思考を巡らせた。


「ここで無理矢理前に出るよりも、安全に距離を取った方が大事だ。あいつがあの量のエネルギーを使えば、ただでは入れないはずだ。」

意外と冷静なA距離をとったままにすることにした


「ヒロ⋯その量のエネルギー⋯当てられればいいが、外した場合、お前の勝ちは遠ざかるぞ⋯!?どうするつもりだ??」

ジロは二人の行方を見守っている


「今だ!!!」

と、青龍が吠えた。


その時、ヒロは右手をAに向けた。その瞬間、ヒロの右腕が青龍のような形になり、伸びてAの所まで行った。

「蒼天牙龍撃!!!」

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