神の名前
訳あって俺はセラという名防省の副大臣様と事件を解決しに行く事になった
-ヒロ君はなんでメルヘイヤになってこの神界へと来たの?
-自分の国を襲撃した真犯人を見つけるためにね
-襲撃された…そんなことがあったのね
-おじいちゃんに神様に会いに行けって言われてここまで来たんだ
でも俺のおじいちゃんがなんで神に会えって言ったのかはわかんない。だけどここに答えがあると思ったんだ
-じゃあなんで一緒に来てくれるの?私だったら今すぐにでも神様に会いに行き
たいけど
-もちろん今すぐにでも復讐をしたいさ。でもこれから行くN.S.cityには親友がいるんだ。もしかしたら…あいつももういないかもしれないけど
-そ、そうなの…
-そいつは俺にたくさんのことを教えてくれた。あいつの光が俺の人生を照らしてくれたんだ…
-大丈夫だよ!その人は絶対にまだ生きてる。だから安心しな!
2人はN.S.cityへと着いた。中の様子は外壁の外からでもわかるぐらいに荒れていた
-ヒロ入るよ。中は恐らく危険よ、だから絶対に私の後ろにいて。
ヒロは深呼吸してセラと一緒に中へ向かった。
中に入ると想像以上の有様であった。
建物は崩壊し、人の四肢は四方八方に飛び散っていた
-ひっでぇ…やっぱり大人数で来た方が良かったんじゃないか?
―私もそう思ったんだけど…ここまで被害が出てるからこそ
私たち精鋭にいかせたんだと思う。これ以上大人数で行ったって解決しないもん
さっ、行くよ
ヒロとセラは奥へ進んだ。目の前には一際大きな建物が出てきた
―この中から子供?の鳴き声がするわ。行ってみましょう
二人は建物の中に入ると校庭のようなところに男の子が一人で泣いていた
―シク…シクシク…
―きみー!大丈夫ー?ここで何があったか教えてくれないかなー?
と、セラが聞いた
―シク…シクシク…みんな…しんじゃった…
男の子は何か言っている。その声は怯えていた
―シク…ぼくがころした…?ねぇ…たスけて…
―お、落ち着いて。何があったか話してくれるだけでいいんだよ?
と、セラが言ったが会話が成立していないような気がした
―きみたちもしんぢゃうの?やだ…いやだいやだいやだいやだいやだいやだ
明らかに精神がおかしくなっている。こんなに周りで人が死んでいるんだ
当たり前に決まっている。
―みんなしぬなら…ぼくもしぬ…もうこれいじょうしんでほしくない
男の子は何やら怖いことを言っている。
ヒロが瞬きした次の瞬間、男の子の右腕には銃があった
―!?な、いつの間に!?
―ヒロ!銃を取り上げろ!!
ヒロは青龍!!と叫び、手から青龍を出し子供に当てた
しかし、子供の体は吹っ飛ばされたが銃は離れていなかった。それどころか、さっき持っていた銃が増えている。右肩からも頭からも出てきていた
―ヒロ!!逃げろ!!この子が犯人だ!!
セラはとっさの判断でヒロに伝えたが、もう遅かった
男の子の体中の銃から直径1mほどのビームのようなものが四方八方に出た
セラは自分のSネームで防げたが、ヒロの方にバリアを出すのが遅れてしまい、
ヒロの上半身はなくなってしまった
―あんたが犯人なのが確定した!今ここで処刑する!!
といい、セラは背中にあった巨大なライフルを取り出し、男の子に
当てた。
―ん?おねえちゃんもじゅうをつかえるの?
セラのライフルは確実に当たったのに無反応である
―え、今絶対当たったよね??コンクリートぐらいなら簡単に貫く威力があるのに…
―あそぼ
男の子の体の周りにまた銃が出てきた。
―やばっ、死ぬ、
セラは死を覚悟した
―待って!!!
ここら辺に人はいないはずだ。なのに女の子の声が聞こえた
-だ、誰!?
-これ以上やめて!
少年と少女は何か関係があるような気がした
-ご、ごめん。あ、あそびたかっただけ、な、なんだ。
-あ、あなた何者なの!?
セラは過呼吸になりそうな声で叫んだ
-私たちも分からない。けど、私たちはここにいる
と、少女は男の子を抱き抱えて暗闇の校舎の中へと消えていった。
―な、なんだったんだ…
セラは目の前で起きたことに動揺が隠せなかった
隣では上半身が無くなってしまった男の子。大量殺人をしたであろう男の子
動揺しているセラに対して青龍は厳しい口調で言った
―おい!お前は今の副大臣だろう?なら、ちゃんとしろ!目の前の現実を受け止めろ
その言葉に我を取り戻し名防省へと戻ることにした
―青龍を手に入れたんだねヒロ…よかった…私のことはもう忘れて…
と、先ほどの女の子がポツリと呟いた
―なんでないているの?
男の子は聞いたが女の子は黙ったままだった
―なんと…そんなに凄惨なことになっているとは…
国王と副大臣たちが話しているところにネルが来た
―ヒロはどうなったんだ!?
―…死んでしまった…
―嘘だろ!?せっかく神獣まで手に入れたのに…おい!女!なんでヒロを死なせたんだ!お前も強いんじゃないのかよ!
―まぁ待て。ここまでヒロがやられたのには理由がある…
まだ私たちが想像しているだけだが、相手は神の名前を持っている可能性がある…
副大臣たちは絶望の顔をしていた
―やっぱりそうなんですね…
シュラが声を出した
―か、神の名前??なんなんだよそれぇ?
ネルは聞いた
―どこから説明すればいいのかの…名防省にはこの四人の副大臣のほかに
もう一つ上の存在がいる。Sネームの一つ上のGネームを持っている者たちのことだ
Gネームのことを私たちは神の名前と呼んでいる。
それらを持っている者を大臣と呼んでいる。この世で大臣は六人いた
破壊大臣・環境大臣・平和大臣・戦争大臣・調和大臣・娯楽大臣
こいつらは中が悪くての…調和大臣に至ってはどこにいるかもわからん
―その大臣たちがなんなんだ?
―国王様にタメ口を使うな!これからは俺が話す
私は戦争についての副大臣を務めているシュラだ。そして今戦争大臣の席が空いている。Gネームは受け継がれていく
今朝起こった事件の犯人はこの戦争大臣なのではないかと私たちは考えているということだ
―つまり相手がGネームを持っているから負けたってこと?
そんなに強いのかよ相手は
―当たり前だ。相手が子供であっても俺に勝ち目はない
―じゃあどうするんだよ…ヒロも死んじまったし…
―ヒロ君はまだ生き返るチャンスがある
とセラが言った
―そんなのがあるのか!!
―環境大臣に会いに行くことだ。
―環境大臣?さっきの話に出てきた人か…
さすがにどんなにすごくても人を生き返らせるのは…無理だろ
―国王様?
―…やはりセラもそれを考えるか…相手がGネームを持っているのなら簡単に勝つことは不可能だからな⋯
行ってもいいが⋯気を付けるんだぞ。ゼンは何を考えているかわからないやつだからな。
―ありがとうございます!




