リトと少年
リトがS.N.cityを歩いていると、目の前に中央学校という名前の巨大な校舎のような建物が出てきた。
リト――すんごいでっかい建物ね、、、
???――おや、?見ない顔だね、、入学を希望かい?
そうして、男の人に連れられて校舎の中に入った。男の名前はシゲと言うらしい。
この学校の校長をやっているらしい。
シゲ――そうですか、、ご両親はもう居ないんですね、、これは失礼なことを、すみません。
リト――大丈夫なんですよ、もう復讐は出来ました。こちらこそ、ありがとうございます!
シゲ――そうですか、ではこの学校の説明を致します。この中央学校はN.S.cityの全ての子供が通っています、年齢は関係なく、幼稚園から大学までが1つの校舎にまとまっております。リトさんは16歳なので、高校に通ってもらいますね、ではよろしく。
リトはその日はそのまま学校に着いている寮へ向かった。そこを向かっている途中公園に寄ろうとして入ると小学生5、6人が何かをしていた。
ブランコに乗りながら様子を見ていると、蹲ってる男の子を囲むようにして、集まっており、その男の子のことをみんなで蹴っていたのだ。
リト――ちょっと、ちょっと!何してんのあんた達!
少年A.B.C――あぁ??誰だあんた!
リト――あんた達こそ誰よ!その男のいじめるなんて大層偉い方なの?
少年A.B.C――な、なんだなんだこの女!大体なぁ、こいつはもう死んでるんだよ。
リト――な、何言ってんの?
少年A.B.C――こいつはなぁ、もっと子供の時に親が死んでんだ。その時にこいつの人生は終わったんだよ!だから、俺らがいじめても蹴ってもなんも変わんねぇよ。
リトは少年の言ってることが分からなかった
少年A.B.C――しかも周りを見てみろ?
だぁれもこいつを助けようとしない。
もうこいつは誰にも求められてないし、誰も気にかけない。そんな人間なんだよ。
そういうと少年達は、また男の子を蹴り始めた。
リト――お前ら、、早く消え失せろ、、
少年――ひ
(な、なんだ?体が動かない、、、)
リトは無自覚に能力を覚醒させていた
そうして無言で蹴られていた男の子を抱きかかえその場を離れた
???――た、助けてくれて、、あ、りがとう、
リト――大丈夫だよ。あたしああいう奴らがいっちばん嫌いだから。と言い、あっかんべーをした
リトの父親は仕事熱心な人でほとんど家には居なかった。
リトは母子家庭で今まで生きてきた。そんな中リトの母親はドンがポスタの街に来る頃に行方不明になってしまった。
リトはもうずっと1人で身の回りのことをしていた。しかし、身の疲れは周りにバレてしまうものである。
リトの友達――ねぇねぇー、今日このあと、街の市場でお買い物しようよ!
リト――んー、今日は難しい
リトの友達――あっそう、、分かった
そういう、会話が続いた後、気づいたら友達とは遊ばなくなっており、周りには人がなくなっていることに気がついた。
リト――あたしだって遊びたいけど、、
自分のことで精一杯なんだ、、
そうして、精神的にもいっぱいいっぱいだったリトは段々といじめの対象になっていた。
リトの元友達――お前くせぇんだよ!
リト――はは、ごめんごめん
違う日は教室で隣に座っていた女がわざと足をリトにぶつけて、
他人――痛ったあああ!!!こいつ、あたしのこと蹴ってきたんだけど!
と、嘘を付いて騒ぎだし、終いには泣き出した。
猿――大丈夫!??○○ちゃん!
猿共――こんなやつ帰った方がいいよ!
自分が雑魚だからって調子乗ってんだよ!
気づいたらみんなで帰れ!帰れ!と言っていた。
その日以降リトは学校に行くことをやめた。
公園にいても会ってしまうし、リトは図書館に行くようになった。
そこで、動物の図鑑を読んでいた。
そうすると、図書館の司書さんのような人が話しかけてきた
???――いいもの読んでるね?
リト――あ、はい、、
???――君はとても疲れているように見えるけど、なんかあった?
リト――なんでもないです。
すると、突然司書さんがリトの顔を手ではさみリトの顔の向きを自分の方に変えた。
――君の目には悲しみが見えるよ
リトは何故だか涙が止まらなくなった。
そうして、今までの事を話した。
そうすると司書さんは、一冊の本を出した。
???――あたしはね、好きな本を読んでいる時はなにもかも忘れて居られるの。
本という自分にはない大きな世界や、知らなかった事。それを知れた時のわくわく感は
何ものも勝てないわ、
君は動物が好きなのかな?
リト――はい、
そんな君には、この本をおすすめするよ。
リト――【神獣の全て】、、
あたしは、昔神獣を操った男に一目惚れしたのよ。それからは、神獣を見る度にそいつを思い出しちゃうのよね、笑ほんと馬鹿だわ。
リト――読んでみる!
リトは自分の人生といじめられていた少年の人生を照らし合わせてしまった。
リト――そういえば、あの司書さんの名前聞けなかったなぁ、
少年はお辞儀をして帰って行った。
リト――なんかいい事したなぁ。
見て下さりありがとうございます!!




