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憧れの幼馴染  作者: 佐々蔵翔人
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キレイな景色

振り返り

結婚をしたことを機に同じ家に住むことになり、同棲どうせいをせずに住居を探していた。お互いの職場から中間くらいにある蘇我駅そがえきを中古の賃貸マンションを契約をする。


将来的には賃貸ではなく分譲で家やマンションを買えるようになりたい、もし子どもが生まれた日には車が必要で近くに公園があればいいなと話し合っていた。


少しでも同棲どうせいしてからの方がよかったかなという気持ちは和真にも柚那ゆずなちゃんともにそのような気持ちは微塵みじんもなかった。お互いに大分県おおいたけんから出てきてある程度の家事は出来るから大丈夫だと信頼していたから。


お互いの周りからは同棲どうせいせずにいきなりで大丈夫なのかと心配する声も多く聞こえていたが全く心配はないと強く言い切っていた。


結婚のスピーチの場面があるため和真かずまは直属の上司、柚那ゆずなちゃんは元バレエ教室の女性講師にそれぞれお願いをしていた。友人のスピーチは新郎新婦と深い関わりのある実夢みゆにお願いをしていた。


後は前撮りをするだけ。この前撮りは通常結婚式の3ヶ月前に行うものとネットに書いてある。予定を確認をするとクリスマスとイブが空きがあって柚那ゆずなちゃんにどちらがいいかラインで尋ねた。


メッセージではなく電話がかかってきた。

「クリスマスイブに前撮りしてその夜に高級料理を食べてどこかに泊まるっていうのステキだなと思うし、可能ならそうしたいかな」


逆算して前撮りを夕方の枠に決めて東京とうきょうにあるお店を予約し、レインボーブリッジの夜景が見えるホテルも併せて予約をする。


そして前撮りを迎え、それぞれ和装に着替えて撮影をする。偶然、黄昏たそがれのスカイツリーで映える感じになって和真かずま柚那ゆずなちゃんは嬉しい気持ちでいた。柚那ゆずなちゃんのキレイな着物がより美しく見えていた和真かずま


着替えて普段は中々手の出ないような高級フレンチに向かって夜景を眺めつつお互いにまさか結婚する日が来るとは思わなかったねと話しながら出てきた料理を食べていた。


ホテルで疲れたねと話しつつお互いにこれまでの事を柚那ゆずなちゃんが別府駅べっぷえきで泣いていたところを和真が駅員室に向かったこと。


それとは別に和真かずま誘拐ゆうかいされたと家族に思われていた話から今日こんにちまでに至るまで色々な経験や景色を見てきたと話していた。


話が盛り上がってレインボーブリッジの夜景を見ることをせず朝を迎え、お互いに笑いながら勿体ないことをしちゃったねと語っていた。


電車の中でまた来られたらいいねと和真かずまが話しかける。すると柚那ゆずなちゃんのいう言葉に驚く。


「また行こうね。次来る時は和真君かずまくんとも来たいけど、お互いの子どもと来れたらもっと幸せだな」


それは何を意味をするのか、間接的に柚那ゆずなちゃんは和真かずまとの子どもを授かりたいと願っていた。


その言葉を聞いて将来的に増えるかもしれない家族のためにももっと頑張ろう。もし男の子だったらなんて付けよう。女の子だったらなんて付けようと脳内妄想をしていた。

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