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憧れの幼馴染  作者: 佐々蔵翔人
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準備

思っていた以上に

婚約指輪を渡すことが出来た和真かずま。次は結婚式に向けて準備をしようと進んでいた。結婚式に参列した事がないため、何の知識もないために複数ある式場探しをひとまずネットで探している。


よく結婚式に出席をする際には御祝儀と呼ばれる物があり、こちらの相場が3万円というのは何となく理解をしていた。結婚式で御祝儀をもらうのは何故だろうか、嬉しいことだからという意味合いなのかなと思っていた。


結婚式を挙げるにあたって相場を調べてみると新車1台買えるくらいの金額で驚く。御祝儀でその分を補填ほてんする意味もあるのかなと勝手に解釈をしていた。


複数あるサイトで比較をするだけでも大きく違っていた。かかる費用の内訳としては料理代、会場費、装花代、衣装代、印刷物、写真・映像、演出費、引出物などがある。単純計算だが、これの総額に招待する人数分になるのかなと考えた。


せっかくの結婚式、お金がかかっても柚那ゆずなちゃんの花嫁姿を多くの人に見てもらいたい。ウエディングドレスがどういうのが全く分からないがこれがいいというものがあればそれを着て欲しいというのが和真の思いでもあった。


人が集まる3大行事と呼ばれるものがある。

出産、結婚式、お葬式で親戚や生前仲のよかった人たちが参列することがある。この中で自分の中で記憶にあるのは結婚式だけ。だからこそお金がかかっても柚那ゆずなちゃんや招待した人たちの記憶に残る結婚式にしなければならないと考えていた。


複数サイトでシミュレーションをして柚那ゆずなちゃんにラインで送る。お互いに何人招待をするのか、使いたい音楽や写真・映像をどうしたいかと中身をラインのメッセージや電話で詰めていた。


それぞれの項目をワンランク上げるだけでもスゴい金額が上がってしまう。無限にお金があるならば全て上にしたいが予算もあるため中々そういうワケにもいかない。和真かずまとしては全て自分でやりくりをしたい気持ちがあった。


そのことを柚那ゆずなちゃんにメッセージで送るとライン電話がかかってきた。


「結婚式は柚那ゆずなだけのものじゃないよ。新郎の和真君かずまくんが費用を全て負担するとか考えなくていいよ。柚那ゆずなも働いているから費用は出すしか、来てもらう人に祝ってもらえるような結婚式を柚那ゆずな和真かずま君で作り上げようね」


その言葉を聞いて少し気が楽になった気がした。


新郎側としては幕張産業大学まくはりさんぎょうだいがくの鉄道研究会の人たちを呼ぶことを決めて新婦側としては仲良しの実夢みゆをはじめ、バレエ教室で仲の良かった子たちや今は会社の上司になるが、元バレエ教室の女性講師を招待をすることを決めた。


招待状を作成してそれぞれの郵送して何人出席をするのか確定したら式場に伝えなくてはならない。それも期日があるため、この日までに必着でと付け加えていた。


婚姻届を出す日をこどもの日でもある和真かずまの誕生日、結婚式の日を翌年のひな祭りの日で柚那ゆずなちゃんの誕生日にして盛大に誕生日を祝おうねと話していた。

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