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憧れの幼馴染  作者: 佐々蔵翔人
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男として

どこにしようかな

気がついたら「いすみ鉄道」に就職して数年が経った和真かずま。仕事にも慣れて常時ではないものの車掌を務めることも増えて嬉しい気持ちでいた。


今は鉄道運転士になるべく動力車操縦者運転免許という国家資格を受験するために養成所でのトレーニングに励んでいる。この資格には幾つか種類があってそれぞれの難易度がある。


それによってはトロリーバスや蒸気機関車、そして特急電車の他に新幹線を運転をすることも可能になる。それはあくまでも転職をして配属をされた場合だが現在はその予定は全くない。


簡単ではないが取得をしておいて損はない。自分が運転士になって柚那ゆずなちゃんを電車に乗ってもらって走る。そういった夢を描いていた。


それ以外にも考えていることがある。

結婚式をすぐにとはいかなくても結婚式出来るだけのお金が貯まっていた。


それに前、柚那ゆずなちゃんが手紙を音読をしていたように将来的に結婚をしたいがどこの場所でプロポーズをするか、どのような婚約指輪を渡そうかと考えていた。


黄昏たそがれの海辺はベタすぎるし、かといって菜の花の前でっていうのもいいと思う。きっと優しい柚那ゆずなちゃんならば場所や場面関係なく喜んでくれそうだなとかんがえると難しい。


考えてもらちが明かない。思い出の場所がいいとネットで出てきて「いすみ鉄道」沿線に決め、日にちは柚那ゆずなちゃんの誕生日でもあるひな祭りの日にしよう。後は指輪の大きさとサイズ。


これを柚那ゆずなちゃん本人に直接聞くでもいいが、それだとプロポーズの雰囲気が台無しになるではと考えて実夢みゆにラインで聞くことにした。


ラインを送った瞬間電話がかかってきた。

実夢みゆに相談してくれてありがとう。指の大きさと太さはたしか変わらなかったような気がするけど確証はない。だけど今度会う予定あるからそれとなく手を合わせたり、何号に該当するのか調べておくよ。今度指輪見に行こうよ」


この言葉を聞いて安心した。自分だけで行ったら予算オーバーや何も知らずに勧められた物を買ってしまいそうだからだ。


後日、実夢から連絡があって成人の日でよければ予定が付けられるとのことで仕事終わりに東京都とうきょうと調布駅ちょうふえきで落ち合うことを決めた。翌日が休みだから最悪その日中に帰らなければならないことはない。


当日、駅で実夢みゆと合流をして近くの宝石店に向かう。指の大きさを聞くと柚那ゆずなちゃんと同じとのことで服を試着するようにどれにするかショーケースを眺めている和真かずま実夢みゆだった。


自分だったらこういうのをもらったら嬉しいかなとテンションの上がる実夢みゆ。申し訳ないけど、渡すのは実夢みゆじゃなくて柚那ゆずなちゃんにだからと水を差すような言い方をしてしまう。


そうだったねと笑いながら女の子目線で幾つかの指輪をはめみててあれもいい、これもいいと気になっていた。すると店員さんからカスタマイズで付け加えたり色々出来ると伝えられた。


実夢みゆからある提案をされる。

星をかたどった中にもハートがある婚約指輪とかあったらかわいいよねとそのまま伝えると可能とのこと。予算を大幅に超えることになるが柚那ゆずなちゃんが受け取った時に笑顔になってくれればと思って腹を括ることを決めた。

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